やじうまミニレビュー

ビニール傘を自分だけの1本にするアンブレラハンガー

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
アンブレラハンガー。輪っかと球がついているだけの本体。輪っかには切れ込みが入っていて、傘の柄に通しやすくなっている

 明けない梅雨はない……とはいえ、まだ梅雨は明けない。気象庁の6月29日の速報値によれば、九州の梅雨明けは10日〜16日になるとの予想。関東甲信は21日だという。まだまだ毎日、傘が手放せない日が続くのだ。

 ということで今回は、どこにでもあるビニール傘を、特別な一本にしてしまう傘用のアクセサリー「アンブレラハンガー」を紹介する。ビニール傘は、使い捨て傘と別称されるように、とかく軽視されがち。軽い気持ちで持ち歩くから、なくしやすい上に盗られやすい。そんな傘にちょっとしたカスタムを加えて、自分だけの、という特別感を演出するアイテムだ。

メーカー名マブワールド
製品名アンブレラハンガー
購入場所Amazon.co.jp
購入価格507円
会社の傘立てに傘を立てたところ。グシャっと無数の傘があるなかで、ひと目で自分の傘がどれかわかる!

 アンブレラハンガーは、傘の柄に取り付けるだけ。コレって何なの? というのは愚問であって、単に「自分の傘だからね!」と周りに宣言するためのもの。同じようなビニール傘が差してある傘立てでも、自分の傘がどれだか一目瞭然なのだ。

 もちろん球の部分は、デスクやテーブルに引っ掛けるのにもよい。よく傘の柄を引っ掛けておくと、少し触っただけで傘がバランスを崩してバタンッと床に落ちることがある。アンブレラハンガーを使うと、より垂直に近い形で安定するので、若干だがバランスが良くなる。

左が通常の傘の引っ掛け方。右がアンブレラハンガーで引っ掛けたところ
仕事場のデスクで使ってみたところ
カウンターに引っ掛けてみたところ
カフェの椅子にも引っ掛けてみた

手のひらのツボを押すのにも良い

 梅雨の間は、雨が降っていないのに傘を持ち歩く時間も長い。そんな時でもアンブレラハンガーが柄に付けておいても、邪魔になることはなく持ちやすさは変わらない。

 さらに、手のひらのツボを押すのにもよいことに気がついた。アンブレラハンガーの球の部分を手のひらに当たるように持ち、傘のグリップを握ると、球がツボに当たって気持ちいいのだ。

労宮というツボを押しているところ。血行促進や首/肩のこり、精神疲労やイライラに効くと言われている

 少し調べてみると、手のひらには労宮や魚際といったツボがあり、精神疲労やイライラなどに良いとされている。このことを知ってからは、歩きながらでもグリグリとツボを押すようになった。

やはりビニール傘に付けるのが一番

 アンブレラハンガーを、雨が激しく降った時に持ち歩く傘にも付けてみた。ビニール傘の柄よりもひと回り太いため、少しキツく固定された。しっかり固定されるのは良いのだ、木目の柄だと見た目がいまいち。

 女性用の細い柄にも一応付けてみたが、細すぎる柄だとまったく固定されないので、お薦めしない。

ビニール傘ではなく、少し柄の部分が太い傘にも付けてみた
木目の入った柄に付けると、やや違和感が……

ビニール傘を大事に扱うようになった

 球の部分を、もう少し柔らかい素材にしてもらえれば、どこかに引っ掛けた時に安定するだろうが、現状ではフックとしての機能性を期待して買うべきではない。

 だが、少しでも“自分のだけ”というカスタムを施すと、たとえビニール傘でも、今までよりも大事に扱うようになった。また、ビニール傘は悪意がなくても誰かに持っていかれることも多いが、今のところは盗られることもない。

 今回は、青い「アクア」という色を選んだが、そのほかにもブラックやホワイトをはじめ、ピンクやパープルなど全9色のバリエーションがある。好きな色を選んで、自分だけのビニール傘にアレンジできるのも魅力だ。

河原塚 英信