やじうまミニレビュー
ベタつかないのにしっかりくっつく、結束に超便利な「ふしぎテープ」
by 田中 真紀子(2015/5/28 07:00)
雑誌や新聞を束ねたり、コード類をまとめたり、何かと“ひとまとめ”にしたいシーンは多い。しかし粘着テープを使うとベタベタくっついてしまうので、ビニールひもや輪ゴムなど、使い分けている人もいるのではないだろうか。
今回使ってみたのは、そんな“ひとまとめ”をラクにしてくれる、仁礼工業の「ふしぎテープ」だ。
メーカー名 | 仁礼工業 |
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製品名 | ふしぎテープ(ディスペンサー付き) |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 865円 |
指先で触ったところ、裏も表も粘着性はなく、ベタベタする感覚もほとんどない。しかしテープ同士をぴったり重ね合わせ、力いっぱい引っ張ったところ、しっかりくっついている。
重ねた部分をはがしてみると、これまた難なくはがすことができるのだ。
確かに不思議なこのテープ、実は表面に目には見えない細かいゴム突起が付いている。それがマジックテープのように引っ掛かり合うため、くっつくのだという。つまりこのテープは、何かを貼り付けるものではなく、モノとモノを束ねるためのテープというわけだ。
そこでさっそく雑誌を束ねてみることに。雑誌など紙類を束ねる際は、粘着性のあるテープを使うと貼り付いてしまうため、ビニールひもを使う人も多いが、ビニールひもを思いっきり引っ張りながら結び目を作らなければならないなど、意外と力を必要とする。
しかしこのふしぎテープは、端と端を重ねるだけで簡単に束ねることができ、持ち上げても重みで外れることはない。ただしテープを持って持ち上げると、テープが伸びて細くなってしまうので、実際はテープだけで持たないほうがよさそうだ。
続いて、長くて絡まりやすいコード類を束ねてみた。端と端が重なればいいので、かなり短いテープでしっかり留めることができる。ビニタイのような細い結束グッズとは違い、幅が18㎜あるのでコードへの負担も少なそうだ。
ほかにも筆記用具やお皿、カレンダーやポスターなど、さまざまなものに活用できる。
さらにこのふしぎテープは水にも強く、食品衛生検査もクリアしているため、食品の梱包や結束ができるというのも便利。書き込みもできるため、購入日や開封日を書いておくのにも良かった。
このようにアイデア次第で幅広く使えるふしぎテープ。35m巻きで865円なので、ビニールひものように使うにはもったいないが、テープ自体が伸びてしまわない限りは、何度か再利用することもできる。
実際、このテープを使うようになってからは、ビニールひもや輪ゴムの存在を忘れ、ほとんどこれに頼るようになってしまった。今後もリピ買いしたいアイテムだ。