やじうまミニレビュー
iPhoneで犬を飼える!? 犬小屋風スマート・トイ
by 石井 和美(2014/3/11 07:00)
子供はかわいい動物が大好きなので、犬を飼ってみることにした。犬といってもiPhoneでアプリをダウンロードし、犬小屋にセットすることで犬を飼う疑似体験ができるスマートトイ「Looksi Pups」だ。
きちんとお世話しなければならず、遊んであげたり、しつけをすることもできる。飼い主の声にもきちんと反応する。
メーカー | Looksi |
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製品名 | Looksi Pups |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,980円 |
対応機種はiPhone 3GS、iPhone 4S/4、iPhone 5s/5で、App StoreからLooksi Pupsをダウンロードし、先にインストールしておく。なお、ダウンロード料金は無料だ。
次に携帯からカバーなどのアクセサリーを外し、画面を下にしてアジャスターに挿入する。あとはアイコンをタップしてスタートする。
はじめに犬種を選び、名前を決める。今回、子供たちと相談して犬種はジャック・ラッセル・テリア、名前は「チャッピー」にした。
ご飯やおやつをあげるときは、犬小屋にセットしない「お出かけモード」
「お出かけモード」は犬小屋にセットせず、そのままエサやお水をあげることができるモードだ。最初に犬を選び、名前を選択するときもこちらのモードとなる。
画面の犬をなでるとハートマークが飛び、ごろんと一回転したり、実際の犬のようにはしゃいで喜ぶのがかわいい。お世話をしたり、後述するミニゲームをすると、おやつボーンがもらえる。そのおやつボーンを集めれば、好きな首輪やコスチュームを購入することができる。試しに帽子とスカーフ(それぞれ25ボーン)を購入してみたが、犬をかわいく変身させることができて、大満足! もっとおやつボーンを集めてボールなどの遊び道具も買ってあげたくなった。
音声認識機能を使って自分の声を登録すれば、その声に反応して動くため、本物の子犬を飼っているような気分を味わえる。最初なかなか言うことをきかずに苦労したが、しばらくすると慣れておすわりなどもするようになった。すぐに言いなりにならないところも、子犬らしいリアリティがある。
犬小屋にセットして遊ぶ「おうちモード」
犬小屋が犬にとって"おうち"となるので、「おうちモード」は犬小屋にiPhoneをセットして遊ぶモードだ。犬小屋の中には鏡があり、iPhoneを下に向けて犬小屋にセットすると、窓から犬が見えるようになる。窓は2つで、正面と横から犬の様子を観察できる。
ミニゲームは、遊んで子犬を育てていくゲームだ。犬と遊べば遊ぶほど、できるトリックやゲームが増えていく。小屋を傾けるとその傾きに従って移動したり、「ジャンプ!」というと、障害物をよけて飛んだりする。
このゲームをすることによって、おやつボーンがもらえる。ゲームは障害物をよけるなど単純なものが多いが、傾けたり、声をかけるタイミングが難しく、クリアできるとうれしい。私はモタモタしていたが、5才の息子はすぐにゲーム内容を理解してさっさとクリアしていた。
放っておいたら保健センターに連れていかれていた……
実際の犬と同じように、定期的にエサや水をあげて、トレーニングして、遊んであげなければならない。チャッピーを飼う前、試しに飼ってそのまま放置しておいた。
一カ月以上放っておいたところ、なんと「子犬の世話をさぼっていたため、保護センターに引きとられてしまいました。」との表示が!
アプリだとわかっていても、かなりショックだった。アプリを起動してお世話するだけなら、実際に生き物を飼うよりもはるかに簡単なことだが、それすらできないようではペットを飼う資格はないだろう。
もし子供がペットを欲しがったら、これで数カ月お世話をさせてみてもいいかもしれない。これすらもできないようだったら、ペットを飼うのは無理だ。我が家では春にハムスターを飼う予定だが、少なくともチャッピーにエサとお水は必ずあげるようにと子供たちには伝えている。今のところ、お世話係の下の子が忘れずに世話しているようだ。
遊んだり、お世話しているうちに飼っている犬がどんどん愛おしく思えてくる「Looksipups」。子供だけでなく、大人も癒されるスマートトイだ。