やじうまミニレビュー

レーベン販売「ののじ ママ・ミエール」

~電池を使わず耳穴を照らす耳かき
by 石井 和美


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


レーベン販売「ののじ ママ・ミエール」

 年に一度は耳鼻科で、子供達の耳をチェックしてもらっている。耳のチェックと、奥に入って固まってしまった耳垢を取ってもらうためだ。

 子供の耳の穴はとても小さい。耳鼻科の先生によると、家庭では手前だけサッと掃除し、耳穴の奥まで掃除する必要はないとのことだ。それでもやはり複雑な形の耳の穴は、見えづらいので、いつも緊張する。

 子供用耳かきは電池を入れて光らせる耳かきもあるが、電池を用意したり、換える手間が面倒だ。また、少々重いのも気になる。

 そこで、周囲の光を集光して先端が光るという子供用耳かき「ママ・ミエール」を試してみることにした。


メーカーレーベン販売
製品名ののじ ママ・ミエール
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,260円

光に向けるとピカーッと光る!

 ママ・ミエールは全長17cmで、重さは約10g。色はクリア、オレンジ、イエローの3色があり、今回使用したのはクリアだ。

 先端の匙部は、竹の耳かきに比べ、面取りもきちんとしている。匙の中央に穴を開けることにより、たわみを持たせて先端部の柔軟性を高め、耳かき時の痛みを軽減するという。子供の耳の穴は小さくデリケートなので、こういった細かい部分までしっかり作り込まれているのは嬉しい。

今までにはない耳かきの形先端も丁寧に作られている昔ながらの竹の耳かきと比較。大きさはそれほど変わらない

 匙部分と反対側は、集光部となっている。集光部は三角錐状で、光の全反射を利用して先端の匙部分に光を導き、耳の穴の中を明るく照らす。光ファイバーと同じ原理だ。

 集光部は太くなっているが、持ってみると集光部の重さを感じることなく、なめらかで細めのハンドルが持ちやすい。

上の集光部は平らになっているパッケージには集光の仕組みが解説されている手にフィットして持ちやすい

 さっそく使ってみよう。我が家ではお風呂上がりにリビングのシーリングライトの下で耳掃除をすることが多い。シーリングライトの方に集光部を向けて耳かきをしたが、耳の中は驚くほど明るくなり、見やすくなった。

 正直、リビングのシーリングライトは、それほど明るいとは言えない。これで耳の中が明るくなるのだろうかと不安だったのだが、実際に集光部を照明に向けてみると、想像以上に先端の匙部がピカッと光ったのだった。

 耳かきをしている間、子供も痛がる様子はなく、気持ちよさそうにしている。耳かきがとてもやりやすくなり、親としてはありがたい。

息子4才の耳かきをやってみた。気持ちよさそう光に向けていないとこんなに真っ暗!集光部を光に向けると中が明るくなり、よく見える

 なお、照らす光が強いほど先端は明るくなるようで、蛍光灯ライトで直接集光部を照らしてみるとさらに強く光った。


耳かきの先端にご注目。光に向けるとパッと明るくなる。集光部を指で押さえて光を遮ると暗くなる

上から覆い被さるようにして集光部を遮ると、暗くなるので注意

 集光部の平らな面に光を当てなければ匙の部分は光らない。集光部の横から光を当てても明るくならないので、照明などのライトに向けることが大事だ。

 また、耳の中をよく見ようと覗き込んで集光部を遮ってしまうと暗くなってしまう。集光部にうまく光が当たり、さらに耳の穴が見やすい姿勢がとれるベストポジションを確定するまで、部屋の中で移動して色々試してみることをおすすめしたい。

 電池も入っていない耳かきに1,200円なんて高いなぁ……と購入する前は不満だったが、実際に使ってみると使いやすく、きちんと光るので非常に満足している。電池も使わず、掃除しやすい耳かきは、小さいお子さんがいる親御さんにぜひお試しいただきたい。





2012年 11月 19日   00:00