やじうまミニレビュー
フォースメディア「お風呂まるごとスピーカー」
フォースメディア「お風呂まるごとスピーカー JF-SPBR1」 |
お風呂の時間は、ゆるゆると読書をしながら音楽を流して、リラックス……という方は意外と多いのではないだろうか。そういったニーズに合わせて、防水ケースとスピーカーが一体になった製品がいくつか発売されている。
ただし、音楽プレイヤーが小型でないとダメだったり、不慮の事故で水に濡れてしまうという可能性がある。そこを“完全解決”しているのが、今回紹介するフォースメディアの「お風呂まるごとスピーカー JF-SPBR1」だ。
メーカー | フォースメディア |
製品名 | お風呂まるごとスピーカー JF-SPBR1 |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,970円 |
「お風呂まるごとスピーカー JF-SPBR1」は、ざっくり言ってしまえば、浴室のドアを、スピーカーでいうところの振動板にしてしまうという製品だ。パッケージにはアンプとスピーカーのユニットが用意されており、アンプは60×19.2×100.5mm(幅×奥行×高さ)で重量39g(電池を除く)、スピーカーは65×65×17.5mm(同)で重量48gといずれも軽量・コンパクトだ。電源は別売りの単三乾電池3本で、最大240分の駆動となっている。
そのほか本体には、長さの違うオーディオケーブルが2本(17cm、180cm)、音量を調節するJIS4級の防水リモコン、収納ポーチ、予備の両面テープ、下地シールが付属する。
説明書ではiPhone/iPod対応となっているが、標準的なイヤホンジャックを使用しているので、ウォークマンやラジオ、PSPといったイヤホン用端子がある製品ならば、なんでもOKだ。
上からオーディオケーブル、スピーカー、リモコン、アンプ。主に使用するのはこの5点 | スピーカーはモノラル | JIS4級のリモコンは音量の±があるだけでのシンプルなもの。操作半径は2mとなっている |
アンプの操作部分は電源のみ。LINE INとSP OUTがあるだけどわかりやすい | 取り付けてみたところ。浴室の外に音楽プレイヤーを置くので、濡れる心配がない |
小生の場合は、浴室ドアの金属部に取り付けている |
スピーカーの取り付け方法は、浴室のドアに取り付けるだけ。両面テープとなっているので、軽くペタっと貼り付けるだけでいい。この両面テープは水で洗い流しても効果が残るので、しばらく使えるし、浴室ドアの特定の位置に取り付けるのならば、付属の下地シールを貼り付けておけば、汚れにくい。なお下地シールは、凹凸のあるガラスを使っている浴室ドア用だ。
あとは、iPhone/iPodなどの音楽プレイヤーなどをオーディオケーブルで接続して、アンプの電源をオンにして、防水リモコンで音量を調整すればOKだ。音楽プレイヤー側の音量は最大にする必要はない。正しく動作していれば、浴室のドアが音楽に合わせて軽く振動しているので、手で触って確認してみてほしい。
また振動板にできるものであれば、たとえば普通のドアでも大丈夫なので、お風呂以外での用途も面白い。試しにふすまに取り付けてみたが、しっかりとスピーカーとして機能してくれた。
音は思っていた以上によく、浴室のリバーブ効果もあって、サラウンド感がいい。もちろん、ちゃんとしたスピーカーには当然及ばないが、聞きづらいということはなく、リラックスするには十分といえる。下に掲載している動画ではマイク性能もあって上手く拾えていないが、高音だけでなく中音・低音もしっかりと鳴る。そのため、長時間聞いていても耳が痛くなることはなかった。お風呂に入るときのお供として、すっかり定着している感じだ。
ホントに音がまともに聞こえるのか? と思う方もいるだろうということで、スピーカーを浴室ドアに取り付けるまでの流れを録画してみた。音も収録しているのでボリュームに注意してもらいたい。なお動画中の楽曲は、だいぶ放置されているのだがmuzieで入手可能だ |
浴室のドア全体をスピーカーにしてしまうというユニークな製品だが、実用性は極めて高い。寒い時期にゆっくり暖まるだけでなく、ゆるりと半身浴を楽しみたいという人にも最適だろう。
2011年 3月 10日 00:00
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