やじうまミニレビュー
アイアン「カラテマスター」
~空手の「板割り」の爽快感を楽しむ
「板割り」は、分厚い板を正拳突きや手刀で真っ二つに割る、空手のパフォーマンスのひとつ。記者は格闘技など一度もやったこともないが、分厚い板をいとも簡単にバキッバキッと割っていく様は、見ていて痛快、爽快そのもの。チャレンジしてみたいと思うが、格闘技はおろかスポーツもしない私のひ弱な体では、板を割るどころか自分の骨を折ってしまいそうだ。
しかし、カラテマスターなら大丈夫。なぜなら、購入した時点で板はほとんど割れているからだ。
メーカー | アイアン |
製品名 | カラテマスター |
型番 | IR-8054 |
購入価格 | 3,780円 |
購入店舗 | 楽天市場 |
カラテマスターのパッケージを開けると、中からは板割りに使用する天然木の板が3枚入っている。実はこの時点で、板はすでに半分に割れている。つまり、合計6枚の板が同梱されていることになる。
カラテマスターのパッケージ。輸入品のため、パッケージにはアルファベットが並んでいる | パッケージ内容。手前の6枚の板が板割りに使用するもの。この板に左上のウッドチップを挟んで使用する。右上の2枚の板は、板割りの板を立たせるためのもの |
この6枚の板の“割れ目”には、細い溝が刻まれているが、これが簡単に板割りをするためのポイント。この溝に、本体に同梱されている小型の板「ウッドチップ」を挟み込み、板の片割れを合わせ、2枚の板を1枚にドッキングする。あとは、この境目をめがけて拳および手刀をぶつけることで、ウッドチップだけが割れ、あたかも板が2つにパッカリと割れたように見えるのだ。
ウッドチップは初期購入時に76枚同梱され、板の溝に1~5枚まで入れられる。より簡単に割りたい場合はウッドチップの数を減らし、より頑丈にしたい場合は増やすなど、強度の調節が可能だ。
なお、板割りの際には、2つの台の上に板を載せ、その上から叩くというスタイルになる。「あれ、これって板割りというよりか、“瓦割り”に近いのでは……」と思ったが、この際細かいことは気にしないでおく。
使用手順。まずは板に刻まれた溝の中に、1~5枚のウッドチップを挟む | 次に、溝にウッドチップを入れたまま、板を重ね合わせる | これを3枚重ね合わせて、台の上に載せて準備完了。どちらかというと「瓦割り」のスタイルに近い |
それでは板割に挑戦。まずは、板3枚の中に、それぞれウッドチップ2枚を溝に入れてみた。ちなみに、説明書には「割るときには手袋」と書いてあったが、あいにく手袋がないため、板の表面にタオルを敷いた。
結果は上の動画の通りで、見事に全部割れた。なーんだ、結構簡単に割れるじゃないか。しかも、板が割れる「バキッ」という乾いた音も意外とリアルだ。特にストレスが溜まったわけではないつもりだったが、気持ちがスッとした。正直に言って、かなり爽快だ。タオルを敷いたこともあって、痛さもまったくない。
ちなみに、ここで割れたウッドチップは、当たり前だが再利用できない。販売会社のアイアンでは、スペア用のチップも取り扱っているとのことだ(価格は150枚入りで1,800円)。
さて、ウッドチップ2枚で簡単に割れたんだから、もっと入れてもチョロいだろ……と思い、板×3枚にそれぞれウッドチップ×5枚を挟んだ、この製品単体での最高スペックで望んでみた。その結果が以下の動画だ。
今度はウッドチップを5枚入れ、3枚重ねで割ってみようとしたが…… |
結果は、何と一枚も割れなかった……やはりひ弱な私にはウッドチップが多すぎたようだ。ちなみに、板×2枚のウッドチップ×5枚でも割れず、板×1枚のウッドチップ×5枚でやっと割ることができた。力に自信のある人はウッドチップを増やし、逆に腕に自信の無い人は、ウッドチップを減らすのが良いだろう。
ウッドチップを5枚セットすると、かなり強度が高くなり、なかなか割れない | 板割り後のウッドチップ。ボキッと折れているため、使い捨てとなる |
注意点は、必ず手袋かタオルを敷いて使用すること。板の表面にはクッション素材が付いているものの、力を込めて叩けばやっぱり痛いのだ。
基本的にはパーティや宴会などの余興として使うものだろうが、板を「バキッ!」と割った後の爽快感はかなりのもの。ストレス発散にも効果があるだろう。また、ウッドチップを多く挟んで強度を高めれば、腕試しのためのグッズとしても使えるかもしれない。
これを使えば、君もすぐに空手家、空手マスターになれる! ……とはさすがに言えないが、少なくとも空手の爽快感は確実に味わえる。話の種やストレス解消に使ってみてはいかがだろうか。
2009年 6月 16日 00:00
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