やじうまミニレビュー

日常生活の質を上げる手助けをしてくれる活動量計「UP3」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
JAWBONE「UP3」

 健康のために睡眠は重要な位置を占めているが、筆者は超夜型人間で、平日は必要な睡眠時間をとることができない。その分休日に長時間寝てしまうため、生活習慣が乱れがちだ。

 そんな日常を改善するために導入したのが、睡眠状態を細かく記録できる活動量計「UP3」だ。

メーカー名 JOWBONE
製品名 UP3 ブラックツイスト
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 28,430円

細く軽い本体でストレスフリー

 本体に液晶はなく、斜めに線が入ったデザイン部を2回タッチするとLEDによって「運動/睡眠」モードの確認、切り替えができる。細かいデータはスマートフォンのアプリで確認することになる。

 計測できる項目は、「アクティビティ/睡眠/食事/安静時心拍数/非活動心拍数」の5つだ。データは常にBluetoothを通して専用アプリと同期される。専用アプリは、Android、iOSに対応している。筆者は、睡眠に絞って使用した。

 センサーは、3軸加速度センサーと「バイオインピーダンスセンサー」を用意。バイオインピーダンスセンサーとは、小さな電気信号を体に流し、体の組織の抵抗の変化で心拍数や呼吸数などを測定するというもの。

シンプルな本体
外れにくい留め金
「バイオインピーダンスセンサー」
短い充電器は磁石式のUSBケーブル
運動モード
睡眠モード

 実際につけてみると、その細さと軽さに驚く。本体サイズは220×12.2×3〜9.3mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約29g。手首回り140〜190mmに対応している。普段つけている腕時計と比較してみてもかなりコンパクトだった。

 留め具の位置はユーザーに合わせて調節できる。模様のついた正面部分はそこまで柔軟性がないため、きつめに調節しても少し腕との間にすき間ができてしまったが、データは問題なく記録されていた。

つけてみると少しすき間ができた
腕時計と比較すると細さが分かる

 一度充電すると一週間は充電不要と言われているが、実際は5日目に充電が危ないという表示が出ていた。座って仕事をしている間やお風呂の時間などに充電するクセをつけておきたい。

 防水性能は、生活防水加工にとどまる。雨や激しい運動による汗、シャワーなどは問題ないが、誤って湯船に入れないようにするためにも、入浴中は外した方がよいだろう。

アプリから充電残量が分かる
充電中
充電用のUSBはよく曲がるのでパソコンからでも問題なく充電できる

腕にいる生活改善アドバイザー

 専用アプリをダウンロードし、画面に従って本体をBluetoothで連携させ、プロフィールや運動、睡眠の目標値の設定などを進めたら準備完了。

 目標値は、UP3から推奨される睡眠8時間、運動10,000歩に設定した。

安静時心拍数は、心臓の健康度合いの指標となる最も純粋で安定したデータのため計測するという
睡眠は、レム睡眠、浅い眠り、深い眠りの三段階で記録
睡眠と運動の目標値を設定

 アプリを開くとまずホーム画面が表示され、その日の睡眠時間と歩数が確認できる。その日の目標を達成していたら、ジャーンという感じで棒グラフが輝いていたり、"Smart Coach"と呼ばれる、UP3から受信した情報を分析し、個人に合わせたアドバイスをする機能が褒めてくれる。

ホーム画面
目標を達成した時のホーム画面
Smart Coachが褒めてくれる

 このSmart Coachは、その名の通り、UP3ユーザーの専属コーチのようなもの。筆者は入眠時間が遅くなりがちだが、Smart Coachが目標の睡眠時間、翌日の平均起床時間から計算した理想の入眠時間を提案、さらにリマインダーまで誘導してくれるのだ。

 リマインダーをセットした時間になるとUP3が振動し、LEDでも知らせてくれる。夜はダラダラと時間を過ごしてしまっていたが、手首が振動すると否が応でも時間に気づき、寝る準備を始めることができた。

アドバイスを受け
リマインダーをセット
時間になると振動とLEDで知らせてくれる

 さらに、UP3は入眠だけでなく目覚めもサポートする。「Smart Alarm」という機能は、アラームをセットした時間の最大30分前から、睡眠サイクルの中で一番目覚めやすいタイミングでUP3を振動させ、快適な目覚めを可能にする。

長時間寝ても睡眠の質はよくない?

 睡眠の記録は、インピーダンスセンサーで、心拍数から睡眠の状態を高い精度で感知し、加速度センサーで、目覚め/レム睡眠/浅い眠り/深い眠りを感知する。

 UP3の公式サイトでは、"レム睡眠のときに十分な睡眠をとることが心の健康を保つ上で不可欠"としており、レム睡眠をいかにとっているかに重点を置いて記録もなされている。

 睡眠の記録をつけ始めてから気づいたのは、長時間眠って目標睡眠時間は達成しても、深く眠っている時間は少ないということ。これではいくら寝たところで、疲労回復には繋がらない。睡眠の質を向上させる努力をしなければならないということが分かった。

レム睡眠の長さが重要視されている
浅い眠りの占める割合が多い

生活全体の質の向上に◎

 UP3はリアルタイムの心拍数をチェックできないため、心拍の変化を見ながら運動するシーンには向いていない。どちらかと言えば、睡眠や一日の歩数などを長期的に計測し、Smart Coachのアドバイスと組み合わせて、生活の質を変えていきたい人におススメだ。

(鈴木 恵理)