コンパクトに収納できて、大きいものもたっぷり干せる伸縮ハンガー

キクロンの「スペーススリム 伸縮ハンガー30P」

　今回紹介するのは、収納しやすく、大きな物も干しやすいキクロンの「スペーススリム 伸縮ハンガー30P」だ。この製品の一番の特徴は、収納時幅8cmまで小さく畳むことができる点。ウェーブ状の構造になっており、左右から手で挟むようにするだけで簡単に収納できる。

　使用時は本体を左右にゆっくり広げるようにして使う。幅は無段階で調整でき、最大103cmまで広げることができる。好みの幅まで広げたら、両サイドのグリップで本体を固定する。素材はアルミで、軽くて扱いやすい。

製品パッケージ

収納時は幅8cmまでコンパクトになる

広げたところ。最大で103cmまで広げることができる

独自のウェーブ状の構造を採用

両サイドのグリップでしっかり本体を固定する

　衣類を固定するピンチは30個付いている。格子状の本体のちょうど軸になる部分に配置されている。一般的な洗濯物用ハンガーは、長方形で端のところにピンチが配置されているものが多いので、この配置はかなり特殊。最初はどうやって使おうと思ったが、使ってみると意外と便利。配置間隔が狭いので、洋服の幅に合わせて使うピンチを決められるのだ。

　従来の洗濯物用ハンガーでは、ピンチの間隔と洋服の幅が合わなくても、無理に洋服を固定していたが、スペーススリムなら無理せずに使うピンチを選べる。サイズの小さい子供服や大きいバスタオルなども、ストレスなく干せる。

　もう1つ、気にいっているのは、風などに飛ばされにくい点。左右のグリップはかなり強力で、ちょっとやそっとの強風が吹いても本体が動いてしまうことがない。

ピンチは30個ついている。間隔は狭め

洋服を干したところ。両サイドのグリップで固定しているので、風にも強い

　最初は「ちょっと変わったハンガーだな」と思って購入したが、使ってみると思ったよりも実用的だった。洗濯物用ハンガーとしては少々高めだが、造りもしっかりしていて使いやすい。今使っている洗濯物用ハンガーに不満があるのなら、試してみる価値はあるかも。