やじうまミニレビュー

気持ちを伝えるための小さな助っ人「こころふせん」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

差し入れやお礼にペタリ、気軽に思いを伝えちゃおう

マルアイ「こころふせん」

 毎日の暮らしの中で、ちょっとした気持ちを伝えたいことは多々あります。あらたまったお礼やお返し、謝罪ではなく、もっと軽やかに、でも、気持ちは伝わるようにメッセージを送りたい……この「こころふせん」は、そんな時の小さな助っ人。差し入れやお礼に何かひと言プラスしたいけれど、カードではちょっと大げさで、なんてときに大活躍。付箋、という日常的に使う文房具でありながら、ここには心憎い工夫がいくつも感じられるのです。

メーカー名 マルアイ
製品名 こころふせん ありがとう
希望小売価格 オープンプライス
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 474

 まずは、そのデザイン。これ「のし紙」なんですよ。そうそう。お中元などを贈る際、「おのし紙はどうされますか?」って聞かれる、あの“のし紙”です。真っ白なごく普通の付箋に描かれているのは、赤い水引。中央にたった1本あるだけの水引が、この付箋の印象をぐ〜んとアップさせているのです。付箋なのに、なにやらフォーマル感が漂います。下段に自分の名前を書いてちょこっと貼れば、おお、できるな、おヌシ、って感じです。

 しかも、この水引にも、2タイプあるんです! それは、「蝶結び」と「結切り」。なんてまぁ、細かな配慮! 思わず頬が緩んでしまいそう。

 正式な水引の結び方では、「蝶結び」は、結び目が簡単に解けて何度も結びなおせることから、繰り返したい願い、何度あってもよいお礼、挨拶、記念行事の贈答などの場合に使われます。「結切り」は、固く結ばれていて解けないことから、繰り返さないようにとの願いを込めて、弔辞関係や病気見舞い、災害見舞いなどに使われる結び方です。こんな小さな付箋にさえ、この使い分けが設定されていることに感動しちゃいます。

「こころふせん」の代表的なもの。水引が描かれた付箋にいろいろな言葉が添えられています。これは、もっとも出番が多そうな「ありがとう」バージョン。付箋そのものは、縦75mm、横25mmの、ごく普通の付箋サイズ。20枚1組で台紙に貼られて、ビニール袋に入っています。下に自分の名前を書き込んで使います
同じ「ありがとう」でも、水引の違いで2種類あります。左は、一般的に使える“蝶結び”タイプ。右は、繰り返さないことをよしとする“結切り”タイプで、結婚のお礼などに使います。「ありがとう」ひとつでもこんな使い分けができるなんて、気が利く!
これは「おだいじに」というメッセージ。ケガや病気、災害時などのお見舞いの際に使うため、水引は当然“結切り”です。とはいっても、これはあくまでも付箋。あらたまった場面ではなく、気軽に伝えたいメッセージとともに使う点に留意して
最初から印刷された言葉はなし、の無地タイプ。水引は、蝶結びです。好きなことを書けるから、何にでも使えて、使い勝手はいいですね。横長バージョンもあります。横長の付箋のサイズは、50×74mm(縦×横)

「ここまでやる?」の品ぞろえにニンマリ

 水引の種類に加えて、そこに印刷されている言葉もなかなか。あったらいいな、に応えつつ、過不足ないラインナップ。「ありがとう」「ごめんね」はもちろんのこと、「おだいじに」「お礼」「粗品」「がんばって」「ほんのきもち」などなど、なかなかイケてます。さらに特筆すべきは、「まいど」「もらっとき」「おおきに」のように、関西バージョンまであるのです! このユーモアセンス、いいですよね〜!

 あらかじめ言葉が印刷されているものは、その活字がきちんと感をプラスしてくれますが、それだけではありません。何でも自由に書けるように、水引だけで言葉はないタイプも用意されています。こちらはさらに使い勝手抜群です。

何かのお礼に、ちょこちょこっとしたお菓子をあげる機会って、意外に多いですよね? そんな時こそ、この「ありがとう」ののし付箋を貼って、気の利いたパッケージに変身させちゃいましょう。中身のお菓子は食べたら消えてしまうけれど、きっと心に残るはず
風邪で休んだり、ちょっと寝込んだりしていた同僚に、こんなギフトはどう? いろいろなタイプの入浴剤をいくつかまとめて、はい、「おだいじに」。数日ぶりに出社したデスクにこんなプレゼントが置いてあったら、ちょっとうれしい! のし紙風の付箋が、気を使わせないけれど深い思いやりを表してくれているみたい
旅に出る友人に何か気の利いたお餞別のようなものをあげたい。そんな時は、「旅のおともに」というメッセージを添えて、自分が行ったときに役立った現地で入手できる街の地図なんかよさそう。無地タイプなら自由に言葉を書けるから、簡潔なひと言とともに、さらりと渡せますね
気の置けない人同士のパーティにワイン持参で。大げさにラッピングするよりも、こんな付箋1枚で楽しみな気持ちを伝えては? カードじゃないから、長々書かずに、ひと言で決めるのがいい! ってことで、「今夜はとことん」
横長タイプは、その特徴を生かして、左右を少し巻き込む形で使うとよさそうです。筒状のものに張り付けたり、細長いものをくるりとくるんだり。無地タイプでも言葉が印刷されているタイプでも、使い方は自由で無限。生活を彩る小さなアイテムとして、いくつか揃えておくと、きっと楽しい!
付箋は3つ折りになった台紙に貼られています。台紙を逆に折って付箋を覆うように前の切込みで留めると、右のように、中身が包まれた形に。これなら中の付箋がはがれることもないので、引き出しに無造作に入れておいても、持ち歩いても気になりません。台紙にまで水引があるのが泣ける……

 さらにパッケージにも「やられた!」です。付箋がセットされている台紙は3つ折りになっているのですが、その折り目を逆に折って前で留めると、厚紙が付箋を包む形に変わって、ちょっとした祝儀袋のようになります。こうすれば、持ち歩いても中身の付箋は厚紙にガードされているので、むやみにはがれてしまうこともなく、さらに使いやすくなる、というわけ。これらの工夫を見ると、たかが付箋、されど付箋、という気がしてきます。

 気軽に使うものなのに、“かゆい所に手が届く”アイデアのあれこれ。「こころふせん」は、そのネーミングどおり、心をちょっぴり届けたいときに使いたい小物です。小さな紙切れ1枚に詰まったたくさんのエスプリを楽しみながら、自分なりの気持ちを伝えるツールにしたいものです。

(座間 佳子)

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