やじうまミニレビュー

簡単! なのにがらりと印象が変わる、無印の壁に掛けられる家具

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
無印良品「壁に付けられる家具・箱・幅88cm」

 引っ越してそろそろ1年、シンプルなインテリアにも飽きてきたので、無印良品の「壁に付けられる家具」を使って、ちょっとした模様替えをした。

 「壁に付けられる家具」は、石膏ボードの壁に簡単に取り付けられる家具として人気のシリーズで、現在10種類以上もの製品を展開する。今回選んだのは、「壁に付けられる家具・箱・幅88cm」というシリーズの中でも大きめの製品。色は白を選んだが、この色は現在取り扱っていないようで、ネットストアではブラウンと、ナチュラルの2色が販売されている。

メーカー名無印良品
製品名壁に付けられる家具・箱・幅88cm
販売価格4,800円
購入場所無印良品ネットストア

 本体はしっかりした造りで、サイズは880×138×156mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは3.4kg。本体はあらかじめ、組み立てられた状態で届き、取り付け用の金具と、ピンが同梱される。

 取り付けたのは、ダイニングテーブルに続くカウンターの上のスペースだ。写真や絵を飾るための飾り棚が以前から欲しかったのだ。今回購入した箱型のタイプは縦にも横にも取り付けられるが、カウンターの上に横に設置することにした。

 「壁に付けられる家具」が取り付けられるのは、石膏ボードの壁。コンクリートや木製の壁だと取り付けられないので、壁の材質は必ず事前に確認しよう。

製品本体。あらかじめ組み立てられた状態で届く
専用の金具とピンが同梱される
付属の取扱説明書は、取り付け用のガイドの役割も果たす。大きさは本体と同じくらいある

 付属の取り扱い説明書は、取り付け用のガイドの役割も果たしており、設置場所を決めたら、取扱説明書を直接壁に貼って、ピンを取り付けていく。一番手こずったのは、場所決めだ。幅が88cmある製品なので、曲がって設置してしまうとかなりカッコ悪い。メジャーで、横位置と縦位置をしっかり確認してから、ガイドを壁に貼り付けた。

今回取り付けるのは、ダイニングテーブルに続くカウンターの上のスペース。ごちゃごちゃとものを置きがちな場所だ
事前にしっかり設置場所を決める
マスキングテープなどを使うと作業がはかどる

 場所さえ決まってしまえば、後は簡単。専用フックを取り付けて、固定ピンを差したら、家具本体をそのまま取り付けるだけ。今回は大きめの製品だったので、2人がかりで作業に当たったが、サイズが小さい製品ならば、女性1人で十分取り付けられる。取り付け位置の確定に時間がかかったものの、取り付け時間は約30分ほどだった。

場所が決まったら、取り付けようガイドを貼る
ガイドに沿って、金具を合わせる
石膏ボード用のピンを金具の穴に合わせて、さす
最後に本体を取り付ければ、設置は完了だ
壁と棚の間に余計なスペースがないか確認する
取り付け後、正面から見たところ
絵や写真などを置く「飾り棚」として大活躍している

 仕上がりも大満足だ。絵や写真、ちょっとした置物などを置くのにぴったりのスペースで、これまでごちゃついていたカウンター上のスペースがすっきりと収まった。しっかりした造りで安っぽさがないのも気に入っている。ちなみに耐荷重は全体で5kg。天面、内側の棚ともに3kg以内となっている。実用的に何かを収納するというよりは、「飾り棚」として考えた方が良い。

 壁に直接つけると聞くと、賃貸住宅だとちょっと躊躇してしまうが、同シリーズの金具はごく小さい穴が空くだけなので、跡が付きにくい。

 なによりこの製品の魅力は、作り付けの家具のような一体感があり、手軽に雰囲気を変えられること。簡単に取り付けられるのに、ちょっとしたDIYのような楽しみがある。次はトイレの個室や洗濯機のデッドスペースなど、色々な場所で活躍しそうだ。

阿部 夏子