やじうまミニレビュー
濡れた傘を素早く綺麗に畳める「カサクルル」
by 川端 衣里(2014/3/19 07:00)
これから外出! という日に限って、外はあいにくの雨。せっかくお洒落したのに湿気で髪の毛はうねり、お気に入りの洋服もしっとり。何より始末に困るのが、畳んだ後のずぶ濡れの傘……。びしょ濡れになった傘にはなるべく触りたくないけれど、そうすると綺麗に畳めない。適当に畳んでモシャっとなった傘は、まるで女子力の低さを象徴するかのよう……。
そんな哀しみを解消してくれるのが、今回ご紹介するSOLCION(ソルシオン)の「カサクルル」です。ポップで可愛らしい見た目とは裏腹に、手をあまり濡らさずに素早く綺麗に傘を畳むことができる実用的なこのアイテム。雨の日の憂鬱な気分を軽減してくれること請け合いです。
メーカー | SOLCION(ソルシオン) |
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製品名 | カサクルル |
希望小売価格 | 630円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 630円 |
カサクルルの本体サイズは180×50×4mm(幅×奥行き×厚さ)、重さは30gとコンパクト。内側には5mm程の半円状の凹凸が並んでおり、左右の両端には内部に上下1つずつ、計4つの磁石が埋め込まれていて、この磁石が傘を留めてくれるという仕組みです。
デザインは全部で10種類。花、猫、チェック、ドット、ストライプ、マーブル、豹、デコ(レース)、ダイヤ、ボーダーと豊富に揃っており、可愛すぎるのは苦手……という奥ゆかしい女子や、男性の方でも無難に使えるような、シンプルなデザインも用意されています。
手が濡れずにキレイに傘を畳める
さっそく使ってみよう! と雨の日を待ち望み、やっと降ったしとしと降りの夕方に手持ちのビニール傘で試してみました。まずはカサクルルを広げ、バンド周辺で傘を挟み込みます。この時点ではビニールがはみ出してるけど、反対の手で傘を2回ほど回転させれば綺麗に収納されていき、自動的に磁石でパチン!
留まった時の音が小気味良く、なんだか楽しい♪内側の凹凸の働きで滑ることもなく、手でまとめた時と同じくらいスムーズかつ綺麗に傘を畳むことができました。
カサクルルの大きさが手のひら以下である都合上、全く手が濡れないとは言えませんが、普通に手でまとめた時よりも濡れ被害は遥かに少なく済みました。
広げる時は磁石部分を親指で押すように開ければ片手で簡単に外すことができ、傘使用時には閉じた状態で骨の内側に付けておけるので、紛失の心配もなさそう。
また、両手を使って開閉するタイプの傘の場合は持ち手に引っ掛けておけるので、邪魔になることもありません。
このほか、旦那用のでかい布製の傘でも試してみましたが、使用感に大きな違いはナシ。使用対象の傘は畳んだ時の直径が25mmから40mm程度とあるので、特別に骨の本数の多い傘でもなければ、ほとんど全ての傘に使用可能です。
自分の傘をマークできる
このような「手の濡れを最小限に傘を畳める」という本来の機能とは別に、カサクルルにはもう1つの特性があります。それは、「自分の傘に特徴が付けられる」ということ。なんの変哲もないビニール傘でもカサクルルを付けることで個性が付き、傘立ての中から一瞬で見付け出すことができるのです。
また、聞くところによれば、最も盗まれやすいのは普通のビニール傘だそう。傘泥棒の嫌う「特徴」を付けることで、盗難防止にも効果があるのではないでしょうか。
難点としては、磁石部分が1.5cmほど本体から独立しているため、お店などで使用するビニール製の傘カバーと併用できない点。この場合はカサクルルを外すしかありません。両端を合わせる方式ではなく、上下に重ねる方式であればこの問題は簡単に解決できるだけにちょっと残念です。
しかし価格が630円と比較的安く、見た目は可愛く使用感も楽しく、なにより実用性は折り紙つき。雨の日にずぶ濡れの傘に触るあの憂鬱を、少しでも減らしたい方にオススメします。