やじうまミニレビュー

スマートフォンよりも軽いカーボン骨の折りたたみ傘

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東京丸惣「軽量3段ミニ折傘(折畳・6本骨)」

 東京丸惣の「軽量3段ミニ折傘(折畳・6本骨)」は、“6本骨では日本一軽い傘”と謳う(発売・製造元の東京丸惣調べ)折りたたみ傘だ。

メーカー東京丸惣
製品名軽量3段ミニ折傘(折畳・6本骨)
購入場所TOKYU HANDS
購入価格3,445円

 この折りたたみ傘の特徴は、重量が109gと軽いこと。その理由は親骨に、軽くて耐久性に優れる東レ製の炭素(カーボン)繊維「トレカ(TORAYCA)」を使っているからだそうだ。トレカは、航空機ボーイング787の主翼や胴体、風力発電の回転羽根などに使われている。また、傘の布地には、米デュポン社のテフロン加工が施されていて、撥水性が良いという。

 本体サイズは、折りたたんだ状態で40×30×210mm(幅×奥行き×高さ)、傘を開いた状態で850×500mm(直径×高さ)、親骨が50cm。重量は109g。カラーは、ブラック、ネイビー、グレーの3色展開。

折りたたんだ状態
傘を開いた状態
ジャケットのポケットにも収まるサイズ

 実際に持ってみるとその軽さに驚く。愛用中のスマートフォン(HTC HTL21)は、重量が約140g(ちなみにiPhone 5sは112g)だから、それよりも軽い。親骨と直径の長さが同じくらいの、6本骨折りたたみ傘とも比較してみたが、それらよりも約60~100gは軽い。

 傘を差してみると、普通の折りたたみ傘に比べて一回り小さい。身長約173cm、中肉中背の体型だと、意識して手を顔に近づけても反対の肩がぎりぎり収まるくらいのサイズ感になる。小降りなら問題ないが、少し強い雨になると、鞄やリュックが濡れてしまうかもしれない。

 生地の撥水性については、使い始めて間もないので良い。試しに、ハンドルを最大まで動かしシャワーで水をかけてみたが、水が生地に触れた途端どんどん弾かれていた。使用後は、傘をたたみ、6本の骨をつかんで軽くサッと振るだけで、ほぼすべての水滴を飛ばせる。

肩幅は個人差があるので、一例として参考になれば幸いだ
降ってきた雨を生地表面が弾いている
傘をこの状態まで閉じ、骨をまとめてつかんで振ると、生地に残っている水滴がほぼなくなる
左の写真から骨を折ると、内側の生地が露わになる。これならたたむ時に手が濡れない

 「6本骨では日本一軽い傘」と謳うだけあり、とにかく軽い。その日の天気に関係なく、常に持ち歩ける折りたたみ傘として、鞄などに忍ばせておけるアイテムだ。

中野 信二