やじうまミニレビュー
玄関で温かく迎えてくれるロボット型ライト「OKAERI ROBOT」
by 小林 樹(2013/11/22 07:00)
新しい家族が増えました。玄関のドアを開けると、優しく出迎えてくれるんです。といっても、ロボットである。TENTの「OKAERI ROBOT(おかえりロボット)」は、人が近くにいると、ライトで照らしてくれる可愛い奴なのだ。
メーカー | TENT |
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製品名 | OKAERI ROBOT |
販売場所 | 直販サイト |
直販価格 | 14,700円 |
OKAERI ROBOTは、人が近付くと、電子音を発してライトを点灯させるユニークなロボット型ライトだ。胸部に、温度変化を見る事で人の動きを感知する人感センサーを搭載している。発売元のTENTは、2011年に設立されたプロダクトデザインを幅広く手掛けるメーカーだ。
パッケージはシンプルで、本体は後ろ向きに収納されている。本体背面の電池ぶたを外して、別売りの単三形乾電池2本をセットしたら取り出す。
パッケージから取り出したOKAERI ROBOTの本体サイズは83×40×138mm(幅×奥行き×高さ)で、だいたい手のひらサイズだ。重量は電池込みで169g。ちなみに、裏の電池フタを留める真鍮ネジはゼンマイ型で、レトロなゼンマイ仕掛けのおもちゃを思い出させる。
表面の手触りは、とてもすべすべとしている。両手足や首の関節は滑らかに動き、それぞれ手動で角度を変えることができる。1つ1つのパーツは、家具職人が手作業で作っているという。
カラーは、素材の木材に合わせて、暗めの「ウォルナット」と明るい「ブナ」の2種類が用意されている。ロボット型なのに木材でできている、というギャップに惹かれる。
人が近付くと、目が光ってお出迎え
使い方は、玄関の棚の上などに置くだけ。人が近くを通ると、自動で目の部分のLEDライトが点灯し、「ピポポッ」と声(というか音)を発する。音は、懐かしのファミコンの効果音に似ている。
機能はこれだけで、いたってシンプルだが、設計は細かいところまで配慮されていると感じる。例えばライトの光り方は、いきなりピカッと明るくなるのではなく、じんわりと明るくなるので、優しい印象を受ける。
実際に夜、会社から帰宅して、暗い玄関の扉を開けると、OKAERI ROBOTはまっ先に反応してくれた。玄関の天井照明を点けるよりも先に、「ピポポッ」という音とライトの光で出迎えてくれる。まさに「おかえり」と言ってくれているかのようだ。ライトは常夜灯程度の明るさがあるので、玄関照明の壁スイッチを押すにも助かる。
なお、頭頂部には、照度センサーを搭載し、日中や明るい場所では点灯しないよう工夫されている。
家族からの評判も上々で、「可愛らしくてとても良いわね」「不審者が入ってきたらアラーム音が鳴る防犯機能も付いていたら良いね」などと話が広がった。
OKAERI ROBOTは、玄関に馴染むロボット型ライトだ。家族が寝静まる深夜に帰宅しても、OKAERI ROBOTだけは明るく出迎えてくれる。暗い玄関を自動で照らしてくれるので、安心感もある。14,700円という価格は高いが、職人が手作りした工程や使われている素材の良さを考えるとアリかもしれない。ただの玄関ライトではなく、インテリアの一部として、愛玩用アイテムとして、長く付き合っていきたい製品だ。