■客室乗務員の経験から出たアイデアが何より強み！

　秋が深まりつつある季節、なんとなく旅気分がわきあがってきます。そこで、海外旅行に出かける前の準備や帰国後の片づけ時の悩みのひとつを、すっきりと解決できるものを紹介したいと思います。その名もズバリ「帰国後に役立つバインダー」。客室乗務員の実際の声から開発されただけあって、シンプルですが、なかなか便利で優秀な一品です。

「帰国後に役立つバインダー」	広げたところ。外貨やカード類など旅に関するものをすっきり整理	バインダー本体とクリアケース10枚、国旗シールで1セットです

　海外旅行後に余った外貨、みなさんはどうやって管理していますか? 我が家では、ユニセフなどに寄付する場合も多いのですが、ある程度まとまった額が残っていたら、持ち帰っています。また行くかもしれない場所なら当然残しておくし、同時に、その外貨が残っていることで、またそこに再訪できそうな気もしますから……が、その保管方法といえば、なんだか整然としない状態でした。

　とりあえず、封筒などに余った外貨を入れて、日付と金額を書いておくような、そんな感じ。何種類もの通貨がたまってくるとがちゃがちゃと煩雑な印象になり、どうにもすっきりしません。そんな時に見つけたこのバインダーは、まさに、“かゆいところに手が届く”シロモノ。とにかく、旅に関するちょこちょことしたものをこのバインダーにまとめておけば、出発時も帰国時も、気分良く過ごせそうなのです。

バインダーを閉じたところ。スナップ式の3つ折。この状態でサイズは150×40×220mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは430g。迷彩柄のほかに、紺に白の水玉、オレンジと白のストライプの全部で3種類あります	全部を開いたところ。左側には、カード入れ5枚分と小さな透明のポケット、大きなオープンポケットが。この状態で、横の長さは42cm	付属の6穴クリアケースと国旗シール。クリアケースは、初めに10枚入っていますが、あとからそれだけでも買い足せます(5枚ずつのセット)

■一目瞭然! これ、どこのお金? というモヤモヤとはお別れ

　もっとも便利なのは、外貨を入れておくクリアケース。1通貨につき1ケース、これできっちり仕分け完了。おまけに、どこの国の通貨なのかがひと目でわかるように、国旗のシールもついているのです! この国旗シール以外の国の場合は、手書きでも使えるブランクのシールを利用します。また、もっともサイズが大きいというタイの紙幣が入るサイズでケースが作られているので、どの国の紙幣でも折らずに入れられるという心配り。このあたり、まさに「気が利くなぁ～」と嬉しくなります。

ファスナータイプのクリアケース。もっとも大きいタイの紙幣が入るサイズで作られています。中身が見やすい透明具合、長く使える素材など、いろいろ検討されたとか	アメリカ、フランス、イギリス、オーストラリア、韓国、タイ、ブラジルなど、日本から訪れる人が多い渡航先の国旗22種類がシールになっていてとっても便利。手書きでも使えるブランクシールも10枚あり	手元の外貨紙幣を並べてみたら、細長かったり幅が広かったりと、本当にサイズはいろいろです。どれがどの国のものなのか、パッと見ただけではわかりにくいのも事実

クリアケースに外貨を入れて、国旗シールを貼りました。すっきりきれいに分類できて、気持ちいい	国旗シールのない国の場合は、真っ白なブランクシールを使って手書きで対応。国名と通貨の単位を記入して	例えばこれは、ユーロセット。ユーロ紙幣とコイン、チャージ式のパリの定期券、オランダで1年間有効なミュージアムパスなども一緒に収納。外貨の総額とその時点の為替レートでの日本円換算額、日時を書いたメモをつけておくと便利です

　付属のクリアケースは10枚ですが、レフィルだけを買い足すこともできるので、何カ国でもおまかせあれ! 世界を股にかけるジェットセッターでも、困ることはありません。

　しかもこのクリアケース、保管時はもちろんのこと、お出かけ時にも大活躍。必要な通貨が入ったケースだけをバインダーから取り外して持っていけばいいのです。例えば数カ国分が必要でも、このケースならかさばらずにとてもスマート。スムースに開閉するファスナーと耐久性のある素材だから、安心して持っていけます。渡航した先でも、ケースを利用してそれぞれの通貨の整理ができるので、とっても便利です。

　外貨だけではなく、気に入ったレストランのネームカードや余った回数券、きれいな入場チケットの半券など、旅の小さな思い出をキープしておくのもいいですね。

バインダーの右側には透明なファスナーポケットが。パスポートや海外運転免許証などが入ります。家族の分も一緒に3～4冊は収納可能	左側には、カード入れと大小のポケット。マイレージのカードやホテルの会員カード、余った回数券や両替の書類、エアチケットの半券など、旅関係のちょっとしたものを一気に整理

　そしてこのバインダー。“帰国後”だけではなく、“出発前”にもいろいろ便利。外貨を管理するだけではなく、海外旅行の他の必需品を整理するのにも優れています。まずはパスポート。そしてエアチケットやホテルのバウチャー。さらに航空会社のマイレージカードやホテルのポイントカードなど、普段はあまり使わないけれど、いざ旅へ、というときには必要なものがばっちり整理できます。

　それぞれに適した収納スペースが適度に設けられているので、普段からこのバインダーに入れておけば、あれこれ探し回る必要もありません。旅に出る時に必要なものが1カ所にそろっている、というのは、なんとも気持ちのいいものなのです。

旅に関する細かな必需品がすっきり整理できました。あとは、バインダー部分にクリアケースをセットすれば、旅のお供がそろい踏みです	付属のクリアケースはオリジナルサイズですが、バインダーの止め具は一般的なサイズなので、市販の6穴ルーズリーフなどもセットできますよ

■使い方しだいで、利用範囲はこんなに広がります。

　海外旅行に限りません。国内旅行のときだって、行き先別に旅先での領収証を整理したり、半券をしまっておいたり、ショップの連絡先を入れておいたり、といった使い方ももちろんOK。友達と一緒に出かけて、後で精算、なんてときも便利なのでは? また旅行以外の使い道もいろいろ考えられますね。例えば、預金通帳や日々のレシートを整理して家計管理に役立てたり、病院の診察券や年金手帳といった、収納場所が難しいものを一括管理したり。使い方しだいで、いろいろ活用できそうです。

海外でのレシート、半券など、入れるのは外貨だけとは限りません。中身が見えるから整理もしやすいです	旅以外のものにももちろん利用価値大です。ショップのポイントカードや診察券、保管しておかなければならないレシートなど、工夫しだいでいろいろ活用できそうです

　いろいろな場面で使えそうなこのバインダー。私個人としては、やっぱり旅の楽しさを集めておくものとして使いたい気分です。旅は大好きだけれど、準備も片付けも苦手なかた(つまり私ですが……)、出かける間際になって、「あれ、どこだっけ? 見つからないよ～」とバタバタする姿ともおさらばできそうです。旅気分を盛り上げてくれるすっきりバインダー、早速活用したい気持ちがむくむくと……さて、次はどこに行こうかなと、旅の予定を立てたくなりました。