やじうまミニレビュー

ハリオ「ヌーバ・計量スパイスストッカー」

~ひと振りで小さじ1/2を計量できる詰め替え容器
by 石井 和美


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


ハリオ「ヌーバ・計量スパイスストッカー」

 よく使う塩や顆粒調味料は、安い袋タイプをつい購入してしまう。だが、袋に入ったままでは使いづらいため、詰め替え用の容器を探していた。そこで見つけたのが、振り出し口を使い分けることで、計量もできるというハリオの「ヌーバ・計量スパイスストッカー」だ。

 


メーカーハリオ
製品名ヌーバ・計量スパイスストッカー
購入場所Amazon.co.jp
購入価格980円

 

振り出し口は3タイプ

 スパイスストッカーのサイズは59×118mm(直径×高さ)。本体は耐熱ガラスで、実用容量は塩100gとなっている。フタの部分のカラーは、今回使用したチェコールグレーのほか、キウィグリーン、チェリーピンクもある。

 スパイスの振り出し口は、小さじ1/2を計量できる口のほか、ダイレクトに振り出せる大きめの口、塩などを振り出せる3つ口の3タイプが備わっており、塩こしょうといった顆粒調味料のほか、ドライハーブの詰め替え用ボトルとしても利用できるが、粒子の細かい小麦粉や片栗粉、固まりやすい砂糖のようなもの、水分量の多いものには不向きという。

透明の容器は耐熱ガラス製パラパラと少量を振り出せる3つ口ダイレクトに振り出せる大きめの口。大きさは調整できる
小さじ1/2を計量できる口しっかり閉じることができる
内ブタには窪みがある。こちらに小さじ1/2の分量を溜めることができるオーバーキャップ。裏側に出して分量を確認できる

 実際に、袋詰めされている塩を移し替えてみた。我が家が愛用している自然塩は、粒子が細かくサラサラしてタイプ。ヌーバ・計量スパイスストッカーの口径は55mmと広いため、入れやすい。

 さっそく小さじ1/2の塩を出してみよう。まず、オーバーキャップを外して、上下フタの「閉じる」マークを合わせる。

 次に「小さじ1/2」のマークを下側に向けて逆さにし、2~3回軽く左右に振り、元に戻した状態で、フタ側面を指でトントンと2~3回たたいて余分な塩を落としてならす。

 最後に「小さじ1/2」のマークに合わせて振り出せば、小さじ2分の1だけの分量が出てくる。実際に計量スプーンで計量したところ、ぴったり小さじ2分の1の分量となった。

 実は、ヌーバ・計量スパイスストッカーのフタの内側にはくぼみがあり、容器を逆さにすると、この部分に小さじ1/2だけ調味料が入る仕組みとなっている。

塩は食卓塩に近いサラサラのものを使用する「小さじ1/2」のマークを下側に向けて逆さにする180度ひっくり返して軽く左右に振る
「小さじ1/2」のマークに合わせて中を見ると、中に小さじ2分の1だけ塩が入っているオーバーキャップに出してみた実際に計量スプーンで計測するとぴったり小さじ1/2の分量

小さじ1/2が量れる機能は、ジンジャーティー作りで大活躍

 最近マイブームなのは、体が温まるジンジャーティー。紅茶をいれるたびにすりおろすのは面倒なので、手軽に使える顆粒タイプのジンジャーパウダーを紅茶に入れて楽しんでいる。大きめのマグカップにちょうどいいジンジャーパウダーの分量は小さじ1/2だ。

 今まではティースプーンで適当に入れていたが、濃さばらつきが出ていた。計量スパイスストッカーならきっちり小さじ1/2の分量を量れるので、いつも一定の濃さでジンジャーティーが楽しめる。

 ちなみに、予想外に便利だったのがオーバーキャップ。鍋やフライパンに直接調味料を投入すると、入れすぎてしまうこともあるが、いったんオーバーキャップの裏面に出せば、量を確認できる。

 また、蒸気の立つ鍋やフライパンの上に直接振り出し口を近付けると、振り出し口に水分が付着して内容物が固まってしまうこともあるが、オーバーキャップにいったん出してからサッといれれば、中身が湿気ることもないので、とても便利だ。

個人的に大ブームのジンジャーパウダー。紅茶にいれるとおいしい!スパイスストッカーに入れて、小さじ1/2のジンジャーパウダーを入れているオーバーキャップにいったん出してからサッといれている

 ガラス部とフタの耐熱温度は120℃で、色移りやニオイ移りは今のところない。熱湯洗浄や食洗機にも対応しているため、衛生的に使える。

 小さじ1/2を計る機能だけではなく、パラパラッと塩を振り入れたいときに使える3つ口の振り出し口や、パスタをゆでるときにドサッと入れたいとき、量を調整しながら入れられる大きめな振り出し口も、とても使いやすい。

 耐熱ガラス製で3つの振り出し口があるのは便利で、中身も見やすく、想像以上に使いやすいアイテムだ。今回購入したカラーはチャコールグレーだが、キウィグリーン、チェリーピンクもカラーリングもかわいい。他にもハーブ類や顆粒だしなど、入れたいものがいくつかあるので、少しずつ買い足していきたい。キッチンの調味料入れをお探しの方は、試してみてはいかがだろうか。





2012年 4月 3日   00:00