やじうまミニレビュー

菅原工芸硝子「富士山グラス」

~富士山の形をしたビールを飲めるグラス
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


菅原工芸硝子「富士山グラス」

 趣味は? と聞かれるとつい「お酒」と答えてしまうくらいお酒を飲むのが大好き。根っからのビール党で、帰宅時の電車ではついついビールとつまみの事ばかり考えてしまうほどだ。せっかく飲むなら雰囲気も楽しみたいので、つまみを載せる器に凝ってみたり、ビールグラスもいくつも試してきた。

 そんな中から今回紹介するのはかなりユニークな一品。菅原工芸硝子の「富士山グラス」だ。三角形の形をしたグラスにビールを注ぐと、ビールが富士山の形になるというこのグラス。ビール好きな人ならちょっと惹かれる面白さがある。


メーカー菅原工芸硝子
製品名富士山グラス
希望小売価格3,776円
購入場所菅原工芸硝子直販サイト


 千葉県の菅原工芸硝子という会社が作っている、正真正銘国産のこの製品。本体は桐の箱に入っていて、高級感がある。お酒を飲むのに好まれるグラスの1つにガラスが薄くしてある「うすはり」というものがあるが、富士山グラスのガラスも、「うすはり」までいかないにしても、普通のグラスに比べると薄めの造りになっている。

 本体形状は、横からみると台形で、まさに山型。本体は79×75mm(直径×高さ)で、手に馴染みやすい形状。容量は280mlなので、350mlのビール缶だったら少し余る計算だ。

本体は高級感のある桐の箱に入っている手に持ったところ上から見たところ。直径は79mm

 さっそくビールをついでみると、見事な“ビール富士山”が現れる。最初は、ビールを入れるだけで、本当に富士山に見えるのか半信半疑だったが、泡の部分がちょうど、山頂の冠雪部分に見える。注ぎ具合によっても様々な表情を見せる。

 特徴的な形ゆえ、使い勝手に関しては気になるところだが、飲みやすさに関しては特に問題ない。ガラスが薄めなので、飲み口のあたりも良く、小ぶりなサイズもビールを飲むのには最適だ。ただ、洗ったり、保管したりするのにはそれなりの注意が必要だ。

ビールを注いだところガラスが薄めなので、飲み口のあたりが良い手に持ったところ。「一杯いかがですか」

 繊細な造りなので、食器洗い乾燥機の使用は避けた方がいいし、保管場所も安定した場所を選びたい。

 「富士山の形になったビールを飲める」

 言ってみれば、それだけの製品ではあるが、富士山ビールを見て、そして飲むのは、なんとも爽快で、自分はやはり「日本人」なんだなと認識する。いつものお酒の時間に華を添える一品だ。





2011年 10月 20日   00:00