やじうまミニレビュー
SLANKET(スランケット)
SLANKET(スランケット) |
暖冬、暖冬と言われ続けてきた関東地方だが、年末も押し迫ってきたこの時期、さすがに冷え込むようになってきた。
各家庭でそれぞれ色々な暖房器具を用意していると思うが、避けられないのが朝、起き抜けの寒さだ。暖かい布団の中からなんとか起き出して、キッチンに立つと、底冷えのするような寒さが待ちかまえている。一応上着は羽織っているが、それでは足りずにしばらくは毛布を巻き付けて家の中をうろうろするなんてこともよくある。さすがにそれでは、みっともないと思って購入したのが「SLANKET(スランケット)」だ。
製品名 | SLANKET(スランケット) |
希望小売価格 | 4,800円 |
購入場所 | 直販サイト |
購入価格 | 4,800円 |
もともと、アメリカで人気を得たというこの製品は、毛布をかぶった状態で寒さを感じることなく、テレビのチャンネルを自由に動かせるようにするために作ったというなんとも“アメリカらしい”製品だ。アメリカ本国では柄が付いたものなど全部で17種類を展開しているが、日本では現在のところ、レッド、ネイビー、モスグリーン、ラベンダーピンク、イエローの5種類を販売している。今回はその中からラベンダーピンクを購入した。
本体の素材はフリースで、裾や生地の端の糸のしつけ方を見ても毛布そのものといったかんじ。毛布と違うのは、袖がところだけ。ガウンなどに付いている胴回りを締めるベルトのようなものは一切ついていない。
さっそく羽織ってみると、かなりのボリューム。まるで、1人で二人羽織をしているかのようだ。生地の厚みや、ボリューム感は毛布と同じなので、重みもずっしりとある。
本体には専用の収納ポーチが付属する | ダブルベッドに広げたところ、大きさはほぼ一緒だった | 本体の構造は毛布に袖が付いただけのシンプルなものだ |
ただし暖かさは抜群。要は毛布をかぶっている状態なのだから当然かもしれないが、これまでに買ったどのルームウェアよりも暖かい。暑がりの夫は20分ほどで暑いといって脱いでしまったほどだ。本体には専用のポーチが付いているので、飛行機や車内に持ち込んで使うことも可能だ。
サイズはフリーサイズのみの展開となっているが、かなりゆったりとしたサイズ。我が家のベッドの上に広げてみたところ、ダブルサイズのベッドとほとんど同じ大きさだった。伸長166cmの私でも、ややもてあましてしまうくらいなので、伸長150cm前後の女性の場合、歩き回ったりするのは厳しいかもしれない。
また、そのボリュームゆえ、床に座って何かをするのにはあまり向かない。フリースは、ホコリなどを吸着しやすい素材なので、床などのホコリが付くのも気になる。椅子や、ソファーなどフローリングで生活している人向けだろう。
実際に着たところ。写真は伸長175cmの主人が着ているところだが、伸長165cmの私が着ると足下をやや引きずる | ソファーに座ると、このボリュームもちょうどよく感じる | 裾を引きずった状態で歩き回ると、ホコリが付いてしまう |
気になるのはやはりそのボリューム。特に首もとや肩付近がダラーっと空いてしまうのは気になる。また、まるでスノーマンのような外観になってしまうため、これを着たまま来客の対応をするのも厳しいだろう。
そうはいってもやはり寒さには勝てない。
当初は朝やお風呂上がりなど一時的な寒さしのぎに使おうと思っていたが、今では家にいる間中、羽織っている有様。動き回るようには出来ていないため、やはりオススメはテレビや映画を観るときや、お風呂上がりの読書タイムなど。防寒性については文句がないので暖房費の節約にもつながるだろう。
この製品、何を隠そうかなりの人気商品のようだ。今回はインターネットで購入したが、在庫切れで、製品を手にするまで1~2週間かかった。季節モノの製品でもあるため気になる人は早めの購入をおすすめする。
2009年 12月 18日 00:00
やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです