やじうまミニレビュー
パン用トースターで、ガスコンロでもトーストがサクッと焼けた!
2017年1月31日 07:30
ここ数年、トーストが美味しく焼けるというオーブントースターの登場が相次いでいる。近年流行っている糖質制限やらグルテンフリーやらの影響で、しばらくパン食を控えていた筆者も、すっかり"朝食はトースト"という習慣に回帰してしまった。
そんななか、知人から「ガスの火でも美味しくパンが焼ける調理器具がある」と勧められたのが、この「パン焼きトースター」だ。
メーカー名 | ギマランイス・イ・ホーザ |
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製品名 | パン焼きトースター |
実勢価格 | 994円(Amazon) |
ギマランイス・イ・ホーザとは、ポルトガルの金物キッチン器具メーカーで、創業は1985年と30年ほど。ただ、このパン焼きトースター自体は、ポルトガルで昔から使われていた伝統的なものらしい。
見ての通り、構造は至ってシンプル。これをフライパンのようにガスコンロに乗せ、パンを焼くというものだ。ここで注意したいのが、自動消火装置付きのガスコンロでは、加熱すると消火装置が働いて火が消えてしまうこと。この機能がついていたら、解除できるかチェックしておきたい。
かくいう筆者宅のガスコンロも、この機能がついていたため、解除したつもりなのだが、なぜかうまく解除されず、勝手に火が弱まったり、消えてしまったりと苦労した。しかし、なんとか使うことができたので、パンをいろいろ焼いてみた。
時間はかかるがトーストがサクッとおいしく焼けた!
まずは食パンから。事前に弱火~中火で30秒間予熱してから、パンを乗せる。あとはパンを置き、片面が焼けたらパンをひっくり返して、反対側も焼いていく。このときの火力の目安や時間は書かれていないので、様子を見ながら、という感じになる。
できるだけ強い火で短時間で焼きたかったが、センサーが働いて勝手に火力調整されてしまい、結構時間がかかってしまった。片面を焼くのに4分程度。さらに裏面も3分ほどかかって焼き上げることができた。
実際に食べてみると、やはりおいしい。表面がもっとこんがり焼けてほしかったが、中はしっとりして、パンの風味や甘みがしっかり感じられる。
フランスパン、マフィンもサクッ&モチッを実現
続いて、フランスパン、マフィンパンも焼いてみた。火加減調整もだいぶ慣れてきたので、少々焦げ目をつけることにも成功。硬くなりがちなフランスパンも、表面だけサクサクに、中はしっとりもちもちの食感に焼き上げることができた。
ちなみにこのトースターは、取っ手部分も金属なので、熱くなる。そのため、冷めるまでは触らないか、ミトンを使用したほうがいい。また加熱しすぎると変形したり、火事の原因になるため、5分以上火にかけないことを推奨している。今回は、7分以上火にかけてしまったが、火力が強いときは気を付けたほうがよさそうだ。
またお手入れの際、水で洗うと表面にサビが出てしまうため、ふきんで軽く拭いて汚れを落とす程度にしたほうがいいらしい。そういった意味で、油がこびりつきそうなパンを焼くのは避けたほうがいいかもしれない。
電気トースターが置けない人におススメ!
このパン焼きトースターはスペースの都合上、いわゆる家電のトースターが置けない人や、たまにしかトーストを食べないからトースターは不要という人におススメ。とても薄くてコンパクトなので、収納にも困らないだろう。そして自然と思い浮かんだのが、「バーベキューで使えそう」ということだ。もちろんこれは、ガス火専用と書かれているため、加熱しすぎなど注意が必要だが、アウトドアで食べるトーストのおいしさは、格別に違いない。次にバーベキューに行くときは試してみたい。