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シロカ、極上のトーストが焼ける業界初の熱風×グラファイトヒーター搭載トースター
2016年11月8日 16:01
0.2秒の速熱性にムラなく温める熱風を併用したハイブリッドタイプ
熱を循環させて調理する対流熱(コンベクション)と、わずか0.2秒で発熱する速熱ヒーターを搭載した業界初のオーブントースター。速熱ヒーターは、石墨を発熱体とした「グラファイトヒーター」と呼ばれるものを採用している。
一般的にトースターに使われるシーズーヒーターが、5秒で40%までしか温まらないのに対し、グラファイトヒーターは、0.2秒で100%立ち上がる速熱性が特徴。そのため、約2分でトーストが焼けるという。
そして、外はカリッと、内部はふんわりもっちりしたトーストを焼くためには、この速熱性が重要だという。数々のメディアで活躍する工学院大学教授の山田昌治氏は次のように語った。
「パンのもっちり感に大切なのは、内側の水分の含有率。水分が多ければ多いほど、もっちりした食感になると言えます。そして、外部から高い熱エネルギー(強い火力)を与えるほど、水が中心部分に移動し、中がもっちりしたトーストが焼けることが分かっています」
結論として、高い火力でできるだけ早く表面をきつね色にしつつ内部の水分含有率を高く保ったまま焼き上げるのが、おいしいトーストを焼くための要件であり、強い輻射伝熱を持つグラファイトヒーターと、強い対流電熱を持つ熱風を備えた同製品は、その要件を兼ね備えているという。
予熱不要のオーブン料理や複数の食材の同時調理も
同製品は、4枚のトーストが同時に焼けるほか、ピザも最大10インチ(約25㎝)も焼ける庫内サイズ。さらに具材の入った惣菜パンの温めや、唐揚げなどのノンフライ料理など、日常的な料理づくりにも活躍するほか、トーストと目玉焼きなどの同時料理もでき、朝食の準備にも便利としている。
本製品の開発の経緯について、代表取締役社長の福島誠司氏は次のように語った。
「弊社は2013年にノンフライオーブンを発売し、販売台数約75万台と好評いただきました。そして、このオーブンでトーストを焼く人が多かった一方で、焼くのに時間がかかる、もっと外はサクッと中はもちっとした食感が好き、という声も多くいただきました。そこで、すべての人がおいしいと思う極上のトーストが焼けるオーブンを作ろうと考え、開発しました」
なお発売に先立って行なわれた新製品発表会では、トーストをはじめ、ハイブリッドオーブンで調理したという煮込みハンバーグやロールレタス、アヒージョなど料理も振る舞われ、いずれも本格的と好評だった。これらのレシピブックも付属する。
本体サイズは、350×362×229mm (幅×奥行き×高さ)、質量は約4.2kg。消費電力は1,350W。カラーはホワイトとブラウン。