やじうまミニレビュー

パナソニック「マグネットタップセット WH6601WP」

~磁力でコンセントをがっちり固定、しかも抜きやすい!
by 林 佑樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


 

パナソニック「マグネットタップセットWH6601WP」
 電源プラグとコンセントは、どこの家庭にもある。ワイヤレス規格の策定もちらほら聞こえてきたが、まだ当分の間、家電を使うからには、お世話になり続けることだろう。この2つを使うとき、やはり抜き差しが面倒だ。常時待機状態であるべきTVや冷蔵庫などの家電は例外として、ときどき使う家電や毎日使うが必要なときだけ通電させるアイテムの場合は、プラグの抜き差しが発生する。堅かったり、逆に抜けやすかったりしてヤキモキすることもあるのではないだろうか。

 以前にもいくつかプラグアクセサリを紹介してきたが「抜けやすい」状況を回避してくれるアイテムは少なかった。だが、パナソニックの「マグネットタップセット」は、磁力を利用して、その点を見事に解決した製品なのだ。

メーカーパナソニック
製品名マグネットタップセット WH6601WP
購入価格1,180円
購入店Amazon.co.jp

 マグネットタップセットは、やや大きめのマグネットタップ(WH66011WP)とアダプタ(WH66012WP)が同梱されており、このふたつをセットで使用する。マグネットタップには、プラグがあり、こちらをコンセントに挿し込む。そして、アダプタに使用したい電源プラグを差し込んで、マグネットタップに接続する……といつもとあまり変わらない使用感だ。なお、アダプタ(WH66012WP)は単品でも発売されている。

使用するときは、マグネットタップとアダプタ、そして電源プラグがひとつになるマグネットタップのプラグには、トラッキング防止処理が施されているアダプタのコンセント口は、ネジって固定するタイプ。抜けやすい電源プラグでも安心である

  最大の特徴はマグネットにある。電源プラグが抜けやすい状況を回避するために導入されており、引っ張っても抜けない。見た目はコンパクトなのだが、磁力はかなり強めのようで、しっかりと力を入れてようやく外せるといった結果だった。ただ、アダプタで抜き差しを行なうので、抜きやすさはちゃんと検討されており、斜めに倒せばあっさりと抜けるのだ。

 

マグネットタップとアダプタの接続面。アダプタのプラグは先がやや尖った円柱で、抜き差し時の抵抗を減らしている

両手で引っ張ってもなかなか抜けないが、斜めに倒すと片手でも抜き差しが可能となっている

  筆者宅のコンセント事情だと、コンセントは軒並み床に近い高さにある。そのため、電源ケーブルの長さに余裕がないアイテムを使うと、手で斜めに倒す状況が再現されてしまい、意外と抜けやすかった。奥に押すと外れるというようにして欲しかったと思ったのだが、ある程度、高いところにある場合は、抜ける気配がまったくなく、キッチンなどでも便利だろう。

 また斜め下にケーブルを伸ばす形状なので、2口コンセントの上側に接続した場合は、下のコンセント口が機能しないかもと思ったが、写真のようにプラグ部分を倒せるタイプならば大丈夫だった。接続場所を問わず、筆者的には、足先でちょいっと倒せば抜けてしまうところが、かなり便利に感じている。挿し込むときも、厳密にプラグ位置を確認する必要がなく、磁力ですんなりと誘導してくれるところも実にいい。

 

2口コンセントの上側に接続した状態。下側のコンセント口の余裕はあまりない
というわけで、お気に入りのプラグアクセサリと連結させてみた


 あまり注目されないプラグアクセサリだが、マグネットタップセットは使い勝手がよく、抜き差しが億劫だという人ならチェックしておきたいアイテムだ。あまり接近しないコンセントからパソコンに給電している場合も、いつの間にか半抜け状態という危険な状況を回避できる。ぜひチェックしてほしいアイテムだ。



2009年 4月 3日   00:00