家電製品ミニレビュー

メイク落としから、泡立て、洗顔まで! パナソニックの洗顔ブラシが優秀!

メイク落としから泡立て、洗顔までこれ1本で!

洗顔美容器 濃密泡エステ EH-SC50

 今回紹介するのは、パナソニックの「洗顔美容器 濃密泡エステ EH-SC50」だ。電動のブラシが付いた洗顔用グッズは、昨年あたりから人気が出ており、フィリップスや日立でも展開しているが、EH-SC50はその中でもひと味違う。メイク落としから、泡立て、そしてもちろん、洗顔まで1本で全てケアできるのだ。

メーカー名パナソニック
製品名洗顔美容器 濃密泡エステ EH-SC50
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格12,478円

 本体は、手に馴染みやすく持ちやすい斜めの形状。先端のヘッドには高速回転で洗顔料を素早く泡立てる泡洗顔用アタッチメントと、毛穴の汚れや角質を取り除くブラシアタッチメントをシーンに応じて付け替えて使う。

 本体に触ってまず驚いたのは、ブラシのキメの細かさ。柔らかくて、本当に気持ちが良い。なお、ブラシを使っての洗顔は週1回程度が推奨されている。毎日使うのは、肌に刺激が強すぎるのだという。

顔に当てやすい独自の形
操作ボタン
ブラシアタッチメントを付けたところ
ブラシアタッチメントのブラシは極細で柔らかい
肌に当てた時の感触がとても気持ち良い

温めて落とす「メイクオフモード」

 本体は充電式で充電時間は約2時間。満充電の状態で、約7回使うことができるという。7回と聞くと短く感じるかもしれないが、それには理由がある。この製品、熱を発するのでその分、電力も使うのだ。熱を発するといってもそれはブラシ洗顔や泡立て時ではない。

 使うのは、メイクオフモードの時だ。ヘッドとは反対側にあるメイクオフパターを温めて、メイクを落とす時に使う。

充電しているところ。充電時間は約2時間
ヘッドと反対側にあるメイクオフパター。この部分が温かくなる
メイクオフモードは、高モード約48℃、低モード約43℃の2つが用意されている
顔にオイルを馴染ませたら、温かいメイクオフパターを使ってオイルを馴染ませていく。オイルが温まって、汚れが落ちやすくなる

 使い方は簡単で、まずはメイクした状態の顔に市販のクレンジングオイルを馴染ませる。その後、パターを直接顔に当てて、オイルを馴染ませたら、後は水で洗い流すだけだ。メイクオフモードは、高モード約48℃、低モード約43℃の2つが用意されている。

 実際使ってみると、温めたパターが肌に馴染んで、想像以上に気持ちが良い。顔に付けたオイルが、パターで温められることで、馴染みやすくなり、日焼け止めを塗ったばっちりメイクでも、すっきり落とすことができた。

高速回転ヘッドで、ふんわり泡があっという間

 洗顔時、洗顔料や石けんはよーく泡立てた方が肌への負担も少なく、汚れ落ちも良い。というのは、美容に興味がある女性なら周知の事実だが、洗顔料を泡立てるのは、時間もかかるし、それなりにテクニックもいる。

 しかし、EH-SC50ならそんな心配は必要ない。洗顔料と水を入れるだけで、誰でもあっという間にフワフワの泡を作ることができる。泡洗顔用アタッチメントが1分間に約850回転もして、約5秒という速さでふんわり泡ができあがる。泡ができたらそのまま、ヘッド部分を顔に当てて、優しい泡洗顔ができる。

 ヘッド部分が上下に振動するので、泡をつぶすことなく、顔中気持ち良く洗うことができる。

泡洗顔用アタッチメント(左)と、専用の計量カップ(右)
ヘッドの下部分に洗顔料を適量いれる
ヘッド上部から、計量カップ1杯分の水を入れる
電源を入れるとヘッド部分が高速回転し、5秒もたつとふんわりした泡が完成
後はそのまま顔に当てて洗顔するだけ。ヘッドが上下に振動して、気持ち良い

 ちなみに、使用できる洗顔料はクリーム、ジェル、液体などの泡立つタイプ。スクラブ入りやピーリング効果のある洗顔料は使用できないので、注意したい。

毎日のケアに取り入れたい

 メイク落としや洗顔料の泡立て、そして洗顔と、一連の流れが1本でできるのが嬉しい。洗顔ブラシを買っても、なかなか毎日の生活に定着しないという声をよく聞くが、EH-SC50なら、メイク落としから使えるので、毎日のケアに取り入れやすい。

本体はそのまま水洗い可能
洗顔料を入れるスペースも忘れずに洗う

 正直なところ、電動の洗顔ブラシはこれまでフィリップス、日立などが出していて、「パナソニックは後発かぁー」という想いがあったのだが、泡立てや、メイクオフなど、ほかにはない機能と搭載してくるあたりはさすが。美容家電に定評があるパナソニックらしい製品だ。

阿部 夏子