家電製品ミニレビュー
1プッシュで淹れたての本格アイスコーヒーが味わえるサーモス「アイスコーヒーメーカー」
by すずまり(2016/3/31 07:00)
最近カフェやファーストフード店で、氷入りのドリンクを注文している人を見かけるようになった。まだときおり寒さが戻ってくるものの、季節は確実に春本番に向かっているのがわかる。アイスコーヒーは、暑い季節の必需品!
アイスコーヒーといえば、インスタントで作るのが楽だが、インスタントの味の域を出ない。やはり本格的に香りも楽しみたいとなれば、当たり前だがちゃんと豆から抽出したほうがいい。このとき、水出しとドリップの2種類があるが、すぐ飲みたいとなればドリップになる。濃いめに作って氷の中にドリップすることでアイスコーヒーができあがる。
ただ、このとき豆は? 蒸らし時間はどうしたら? 水の量は? など疑問を抱き、薄くなったらイヤだな、結果面倒くさそうだな、ということになりかねない。だったら専用のコーヒーメーカーがあればいいじゃないかということで、今回ご紹介するサーモスのアイスコーヒー専用のコーヒーメーカーの出番なのだ。
メーカー名 | サーモス |
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製品名 | アイスコーヒーメーカー「ECI-660」 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 8,992円 |
サイズが80×285×325mmで重量は2.1kgと大きいが、これで最大5杯分のアイスコーヒーをドリップできる。
使い方は通常のコーヒーメーカーとなんら変わらない。蓋を開けてドリッパーにフィルターをセットしたら、付属の計量スプーン(すりきり1杯7g)を使って人数分のコーヒー粉を入れる。側面のメモリを見ながら給水タンク(容量0.31L)に人数分だけ水を注ぐ。サーバー(容量0.66L)に氷を入れたら、あとはフロントのボタンを押すだけだ。3杯分なら約5分、5杯分なら約7分で抽出が完了。終わればブザーが鳴るのでわかりやすい。
氷の中にドリップされるので、完成したときにはすでに冷たいアイスコーヒー。氷を入れずにそのまま飲んでもいいし、氷を入れたグラスに注いでもいい。サーバーはサーモスだけに、保冷性の高い二重構造で、冷えた時間も持続される。おかわりも簡単だ。
何が嬉しいかといえば、準備も片付けも簡単なことだ。このコーヒーメーカーはアイスコーヒー専用のため、蒸らし時間を含め、仕上がりがアイスコーヒーに最適化されている。そのため、スイッチ1つで淹れたての香り豊かな、味もしっかりしたアイスコーヒーが作れるわけだ。
アイスコーヒーには深煎り豆がおすすめと言われているが、いつものコーヒー粉でも美味しいアイスコーヒーが淹れられるから安心。もちろん豆からこだわれるならなおよしだ。
構造がシンプルなので、手入れも楽。ドリッパーは取り外して洗えるし、サーバーも中まで手が入るので洗いやすい。唯一、給水タンクだけ取り外せないので、ブラシを用意したほうがいいだろう。
触った感じもサーモスの携帯用ポットのようで、カジュアルなデザイン。夏は絶対アイスコーヒーという方は常備してみてはいかがだろうか。1プッシュで本格的なアイスコーヒーが思う存分楽しめること間違いなしである。