家電製品ミニレビュー

エレクトロラックス「EASYKETTLE」

~温かい飲み物に、簡単・便利な電気ケトル
by すずまり
エレクトロラックスの「EASYKETTLE」

エレガントな佇まいのコードレスケトル

 昔、引っ越し祝いにコードレスの電気ケトルを頂いた。その瞬間から、お湯を沸かす手段が、ガスから電気へとシフトした。何が嬉しかったかといえば、ガスで煮物や炒め物をしながら、別にお湯が沸かせること、そして空焚きの心配がなくなったことだった。まるで文明開化であった。

 それから早5年。毎朝、コードレスケトルに水を入れ、コードベースにセットし、スイッチを入れるのが日課になっている。お湯が沸けば勝手にスイッチがオフになるし、火を使わないから、持ち手を素手で掴んでも火傷の心配はないしと良いことづくめ! よほどのことがない限り、ガスでお湯を沸かすことがなくなった。それくらい便利な存在である。

 これからコードレスケトルの導入をお考えなら、今回ご紹介するエレクトロラックスの「EASYKETTLE(イージーケトル) EEK1000」(以下、EASYKETTLE)などはいかがだろうか。コードレスケトルというと、コロンとしたひよこ型のデザインが多いが、EASYKETTLEはやや縦長で凜とした佇まいに、渋めの配色が施されたエレガントな雰囲気。キッチンのみならず、室内にもなじみやすいデザインだ。


メーカーエレクトロラックス
製品名EASYKETTLE
希望小売価格4,980円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格4,980円


 サイズは205×145×215mm(幅×奥行き×高さ)で、容量は1L。本体には、360度回転するコードベースが付属している。本体側面に中の水量が確認できる窓があり、窓には0.05L単位の細かい目盛りが付いていて、水量が見やすい。ふたの開閉はワンタッチで、注ぎ口には着脱式のフィルターがついている。
製品パッケージ本体(左)とコードベース(右)色はダイヤモンドサンド。渋めの色がお気に入りだ
目盛りは0.05L単位と細かい水位が分かりやすい窓背面の様子

 

カップ一杯分は1分半で沸く

 お湯を沸かすまでの所要時間は、水温約26℃の水1Lの場合5分10秒程度、カップ1杯分の水なら、1分30秒程度で沸かすことができた。ハンドルは持ちやすく、1L満タンにいれても持ちやすく、疲れにくい。

 注ぎ口はやや狭く、先端が短め。ものぐさな筆者は、ふたをあけずに注ぎ口から給水してしまうことがよくあるのだが、「EASYKETTLE」の場合は注ぎ口にフィルターがついていることもあり、水道の蛇口からダイレクトに、水を注ぎこむには向かない。きちんとふたを開けてから給水しよう。本体の口は、中まで手を入れて洗える程度の広さがあるが、構造上、口全体が開くわけではないのでちょっと狭め。手の大きな男性は、洗浄時に手がぶつかり、少々難儀するかもしれない。ブラシを用意したほうがよさそうである。

開閉ボタンを矢印の方向に引き上げるとフタが開くフタが開けた状態本体内部の様子
注ぎ口にはフィルターがついている。なお注ぎ口は短めなので、ドリップコーヒーを入れるには、ちょっと向かないかもしれないフィルターは着脱式

 お湯の出方としては、急須やマグカップ、もしくはカップ麺などに注ぐのに適した印象だ。勢いよく飛び出すことはないが、細く出すには慎重さを求められる。ペーパードリップコーヒーのように、細く“の”の字を……となると、注ぎ口と傾け方にかなり神経を集中することになるが、お湯の太さを意識することがないインスタントコーヒーや、フレンチプレスコーヒーには、手軽かつ快適に使用できた。

使いやすいスイッチとランプ

 ちょっと嬉しいのは、ハンドルの下にある「オン・オフスイッチ」。起動中に点灯し、運転後は消えるという単純なものなのだが、意外と便利。というのも、「電気ケトルをコードベースに乗せたらスイッチを押す」という行為が習慣化してしまっているため、たまに沸騰後のお湯を使って、コードベースにケトルを戻した時にまでスイッチを押してしまうことがあるのだ。スイッチを入れたことに気づかず、沸かさなくていいお湯を沸かしてしまったりすることがあるから困る。

 その点、EASYKETTLEはランプがつくので、スイッチを入れたとすぐ分かり、誤操作防止につながるというわけ。ランプは綺麗なオレンジ色で、デザインのアクセントにもなっている。

オン/オフスイッチスイッチがオンの状態

 「EASYKETTLE」は、特に驚くような機能が搭載されているわけではないが、誰にでも自然と使えるやさしさがある。これから温かい飲み物が嬉しい季節に突入する。お湯の使用頻度が高い方、手軽にお湯を沸かしたい方におすすめしたい。





2010年10月27日 00:00