フランスベッド、18~48℃まで温度調節できる敷きパッド「冷暖四季パッドSV」

「冷暖四季パッドSV」

 フランスベッドは、18~48℃まで温度調節できる敷きパッド「冷暖四季パッドSV」を10月1日より発売する。希望小売価格は49,800円。

 就寝時に使用する敷きパッド。内部に水を循環させるためのシリコンチューブを内蔵しており、その水温を調整することで、理想的な床内温度を作り出すという。水温は18~48℃まで調節可能。

 水の循環で穏やかな温度調節を行なうため、エアコンや暖房器具による温度調節に比べて乾燥などもなく、消費電力も大幅に抑えられる。消費電力は夏場85W、冬場35Wで、エアコンに比べ80%以上の節電効果が見込めるという。

 本体にはチューブ内の水を循環させる内部ファンが搭載されているが、静音設計としているため、睡眠を妨げることはないという。なお、2カ月に1回程度、内部の水の交換作業が必要となる。交換時の水漏れを防ぐため、本体とコントロールユニットをつなぐジョイントチューブには、逆止弁を内蔵している。外側のパッド部分は、速乾性と保湿性に優れた立体メッシュ生地を採用しており、水洗いできる。

シリコンチューブは横に配置されている。チューブが折れにくく、電動リクライニングベッドでの使用にも対応する

 同社では同様の製品を昨年7月に発売しているが、新製品の「冷暖四季パッドSV」では、シリコンチューブの配列を従来の縦から横に変更している。水の循環効率が改善され、冷却・温熱能力が向上したほか、背部や脚部が持ち上がってもチューブが折れにくいため、電動リクライニングベッドでも使用できるようになった。

 そのほか、本体機能では、使用から1時間後に冷やしすぎ、温めすぎを防ぐ温度に自動で変わる機能を搭載。また、最大12時間まで設定できる電源オン/オフタイマーも備える。

 本体サイズは970×1,950mm(幅×長さ)で、パッドの重量は1.7kg、コントロールユニットは3.5kg。定格消費電力は140W。内蔵のシリコンチューブは、医療用カテーテルでも使われている高耐久性の素材を採用する。






(阿部 夏子)

2012年9月28日 14:23