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三菱重工、人が不在になると15分後に運転をセーブするエアコン
(2013/11/6 15:25)
三菱重工業は、家庭用ルームエアコン「ビーバーエアコン SRシリーズ」全6機種を11月上旬より発売する。6/8/10/12/14/18畳タイプが用意され、価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は16万~25万円前後。
同社のエアコンでハイエンドモデルに当たるシリーズ。APF(通年エネルギー消費効率)が高く、6畳タイプでは6.8を実現し、省エネ性が高いという。
新製品は、人の動きを検知して設定温度を自動で調節する人感センサー機能を改良。人の不在を検知して運転をセーブし始めるまでの時間を、従来モデル「SPシリーズ」の60分から15分に短縮した。また、人が不在になってから自動停止するまでの時間を従来の4時間から1時間に短縮し、よりこまめに人の不在と連動できるようになった。
さらに人感センサー機能には、人が戻ると自動で運転復帰する機能を追加した。
このほか機能面では、冷房時の自動運転の設定温度について、これまでは「+」しか設定できなかったが、新たに「-」にも設定できるように改良した。これにより、自動運転時も好みに合わせて部屋を冷やせるという。
なお自動運転は、温度センサーと湿度センサーによって、室内の暑い寒いといった温熱感覚を数値で表すPMV値(温熱環境評価指数)を算出する。このデータをもとに、運転モードや温度設定を自動できめ細かく制御する。
従来に引き続き、美肌効果とウイルス・菌抑制効果の高い同社独自のイオン技術「ナノミストイオン発生」機能や、三菱重工冷熱株式会社が製造するハイブリッド加熱気化式加湿器「roomist SHKシリーズ」と連動して運転する機能を搭載している。加湿器との連動機能では、エアコンの湿度センサーが検知した情報をもとに、加湿器が自動で運転、停止する。
このほか、室内機の手入れの手間を軽減する「フィルター自動清掃」機能、遠くすみずみまで風を届ける「JET気流」、部屋のエリアを16パターンに分けて、好みのエリアの空調をコントロールできる機能、部屋の高温・高湿の状態を知らせる「ヒートアラーム」機能、リモコンで室内温度と湿度、室外温度、電気代、エコレベルをチェックできる「見てみて機能」を搭載している。