ニュース

スピーカー初心者が使い勝手で選んだ防水ポータブルスピーカー【私の2024】

防水なので気をつかわなくてイイのがうれしい

クラシック音楽が昔から好きで、自分のお小遣いで初めて買ったCDはクラシックのもの。ピアノの先生などにすすめられて買ったマウリツィオ・ポリーニ氏の「ショパン:12の練習曲 作品10/25」とグレン・グールド氏の「バッハ:ゴールドベルク変奏曲」と小澤征爾氏&ボストン交響楽団の「ベルリオーズ:幻想交響曲」の3枚。自分も演奏したことがある曲なのでとても親しみを持っており、今でも好きです。

そんな私にとって、ポリーニ氏と小澤征爾氏という音楽家が2人この世を去ったことは、寂しさを感じさせる2024年の出来事でした。最近はずっと2人の音源を聴いています。

ここ数年いろいろな理由でコンサートに行きにくかったり、音楽をじっくり聴く時間がとれなかったのですが、新しい音楽系のガジェットを試すうちに、ようやく今の生活スタイルにあった音楽の楽しみ方をみつけました。

ポータブルスピーカーは音楽だけでなくオンライン学習にも

仕事をしたり、料理をしたり、お風呂でくつろいでいる時など、いろいろな部屋で音楽を聴く時に便利なのがポータブルスピーカーです。中でも便利だったのがリズムのBluetoothスピーカー「MAGSPEAKER DUO」です。

リズムのBluetoothスピーカー「MAGSPEAKER DUO」

独立した左右2つのスピーカーを備えた防水ポータブルスピーカーです。ポイントはスピーカーの底面にマグネットを備えていること。スピーカー2つを左右に配置して使ったり、スタンドに納めたまま使ったりできます。コードレスなので、テーブルの上に置いたり、冷蔵庫に貼り付けてキッチンで使ったり、浴室の壁にくっつけたり、好きな場所で使えます。

マグネットでいろいろな場所にくっつきます。これは浴室の壁

防塵防水性能は、スピーカー本体がIP67相当なので、浴室やキッチンでの使用も安心です。また、テーブルに置いていて、万が一飲み物などが……なんてことがあっても慌てなくてすみます。

コードレスなので、どこでも自由に音楽を流せるところがいいです。2つのスピーカーで立体的に、楽しめます。デスクで使う時は、左右の端に配置して使いますが特に遅延が気にならず、快適に聴けます。スピーカーの位置を離すと迫力が増すので、映画を観るときは距離を開けています。

低音の迫力は控えめなので、やや物足りなく感じるときもありますが、楽器のタッチや響きといった表現の違いなどは十分楽しめるので、カジュアルいろいろな場所で音楽に触れたい時にぴったりです。操作ボタンはスピーカーそれぞれに配置されています。電源を入れる際は、それぞれの電源ボタンを押しますが、オフにする時はどちらか1つでOKです。満充電からの動作時間は約20.5時間(音量中くらいで連続使用した時)。

充電スタンドに取っ手があるので持ち運びしやすいです
操作ボタンは左右のスピーカーそれぞれにあります

自分で使うだけでなく、家族が自分の部屋でオンライン学習をする時に使ったり、タブレットで動画視聴する時に一緒に使ったり、ゲームをするときに使ったり、ピクニックで使ったりと、据え置き型のオーディオ機器に比べ、登場する機会が増えました。防水、コードレスなので取り扱いやコンセントの位置にそれほど気をつかわなくていいので、気持ちが楽です。

有線のオープンイヤーイヤホン。オンライン会議が捗る

もう1つ、音との付き合い方が広がったのがイヤホンです。NTTソノリティのオープンイヤー型有線耳スピーカー「nwm WIRED(ヌーム ワイヤード)」。

フック型で軽い、オープンイヤー型有線耳スピーカー「nwm WIRED(ヌーム ワイヤード)」

目的の音をイヤホンで聴きながら周囲の音も自然に取り入れられるのがオープンイヤー型の良さ。家族に話しかけられたり、宅配便が来てもすぐに対応できて便利です。散歩時に使っても、周囲の様子が分かるので安全ですし、鳥の鳴き声や木々のざわめきが気持ちよいです。

耳に引っ掛けて装着します。フック部分が細いため、メガネやマスクを付けているときのも邪魔に感じませんでした。両耳約7.2gと軽いので耳が疲れにくいところが気に入っています。

マスクやメガネと一緒につけても邪魔に感じません

こちらは音楽というより、もっぱらオンライン会議、取材音声メモの振り返り、トーク系の動画を視聴する時に登場することが多いです。オーケストラ音楽を聴くとメリハリが寂しく感じますが、人の声ははっきりと聞き取りやすく、会議がしやすいです。ここら辺はさすがNTTの子会社が開発したイヤホンだな、という印象です。

普段真ん中よりやや小さめの音量で使っています。生活音の中で確認してみましたが音漏れはほとんど気になりませんでした。この当たりは周りの音や、自分が聴いている音量の影響は受けます。例えば、周りの音が聞こえるので電車内など周囲が騒がしい場所で使うとイヤホンからの音は聴こえにくいです。そうなると、音量を大きくしがち。周りが静かなところで使うのが、このイヤホンの良さをいかせると思いました。

3.5mm 4極ステレオミニプラグで接続します。
右側に再生・停止ができるコントローラーがあり、これが通話用のマイクを兼ねています

今までノイズキャンセリングのワイヤレスイヤホンを使っていましたが、充電の管理をしなくていい点や、周りの音が聞こえる点が、今のライフスタイルにあっています。なにより有線だとなくしたり落としにくいのもいいですね。

ちなみに、家族がオンライン英会話のレッスンで使ってみたところ、音が聞き取りやすく快適だったそうです。4,950円なので家族分を買ってもいいかなと、思っています。

ライススタイルにあわせたもの選びで音楽との親密さが戻ってきた

音質などをこだわっていけばもっとクラシックにふさわしいオーディオ類があるとは思います。とはいえ、今の生活に馴染む視聴スタイルが自分には心地よく、再び音楽が身近になったと感じました。生活家電選びでもいえることですが、スペックの追求だけでなく、ライフスタイルにあったもの選びって大事だと改めて思いました。

音楽への意欲がわいてきたので、今年は奏者として演奏会に出たり、来日ピアニストやオーケストラのコンサートにも行きました。来年も、家電やガジェット類との出会いをきっかけに、楽しい時間が増える経験ができたらいいなと思います。