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エレクトロラックス、30秒でホットサンドが完成する業務用グリラー「SpeeDelight」
2018年6月12日 15:14
エレクトロラックス・ジャパンは、ホットサンドなどを短時間で調理できる業務用ホットサンドグリラー「SpeeDelight(スピーデライト)」を6月12日に発売した。価格はオープンプライスで、参考価格は90万円台を目安としている。
グリル鉄板による直接加熱、赤外線加熱、マイクロウェーブの3種類の熱源を搭載するホットサンドグリラー。通常1.5分掛かるホットサンドの加熱を、3つの熱源を効率よく利用することで、30秒とスピーディーに行なえる点が特徴。短時間の加熱で済むためパンの水分が抜けにくく、それでいて具材にまで火を通すことができるという。
上部フタ内のグリル鉄板は上下に可動するため、ホットサンドでは縞模様の焼き目をつけられるほか、例えばピザではグリルを離して加熱できる。そのため、ホットサンドやパニーニといったパンメニューのほか、クッキー、カップケーキ、焼き鳥、ステーキといったメニューに対応する。短時間の加熱で済むため、外側はカリッと中はしっとり仕上がるという。
加熱メニューはプリセットで用意されるほか、3種類の熱源の強さや時間をユーザーがセットして利用できる。また作成したメニューを、別の本機にコピーすることも可能。調理完了時には、自動で熱源停止と上部フタのオープンが行なわれ、加熱し過ぎを防ぐ。
定格消費電力は4.5kW、待機電力は0.5kW。類似のグリラーには、スタンバイ機能がないことも多く、調理場の気温が上がってしまうが、本機にはスタンバイ機能のほか、フタを開けっ放しにすると、警告音で閉じることを促すため、調理場の気温が上がらずに済むという。
本機は、昨今のカフェ増加と、それに伴う人手不足、調理の平準化を目指して開発され、2017年秋にはヨーロッパで先行発売済みの製品。現在、日本で流通する類似のグリラーは熱源が2種類のものが多く、マイクロウェーブ加熱を備えるものは業界初だという。初年度の導入目標は、日本のカフェ法人数の5%にあたる、800台を目指すとしている。
本体サイズは、361×675×630mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約45.5kg。調理スペースサイズは250×250×75mm(幅×奥行き×高さ)。耐用年数は8年。