やじうまミニレビュー

パナソニック「24時間くりかえしタイマー」

~タイマーがなくても自動でON/OFFできる
by 林 佑樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


パナソニック「24時間くりかえしタイマー WH3311BP」

 起床時に部屋が温かくなるようにエアコンを設定したり、外出中にも部屋の空気がキレイになるように空気清浄機を動かしたりなど、家電製品におけるタイマー機能は、今やなくてはならないものとなっている。

 今回紹介するのは、そんな便利なタイマー機能が搭載されていない家電製品でも、時間経過による電源のON/OFFが操作できる、パナソニックの「24時間くりかえしタイマー WH3311BP」だ。



メーカーパナソニック
製品名24時間くりかえしタイマー WH3311BP
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格3,560円

 24時間くりかえしタイマーは、あらかじめ本体のタイマーで設定しておいた時間で、電源のON/OFFをコントロールできる製品。“くりかえし”とあるように、一度時間を設定したら、設定を変更するまで接続機器の電源をコントロールし続ける。

 仕組みはアナログで、通電させた状態で耳を近づけると、時計の針が回るような音が聞こえる。まずは現在時間を合わせて、それから電源をON/OFFしたい時刻にピンをセットしていく。ピンは「入」「切」が3個ずつ同梱されており、最大6パターンまで設定できる。目盛り単位は15分ごとになっている。
 
操作系統は正面に集中している。中央がダイヤルで手回しで時刻を合わせ、設定ピンを挿して電源管理したい時刻を決めるだけとカンタンだプラグ挿入部は底面にある。WH3301の場合は壁コンセントの高さに注意。なお、本体サイズは約68×100×35mm(幅×高さ×奥行)

 タイマーの設定誤差は±7.5分なので、時間設定はおおよそのものとなる。また時刻設定は、本体への電源供給が停止すると無効になるため、常時通電させておく必要がある(通電時の消費電力は1.5W)。接続できる機器の最大入力容量は1,500W。扱いとしては一般的なタップと同じだ。

複数の電源設定をしてみたところ。23時45分にOFF、2時にON、8時にOFF、16時にONという設定グレーのパーツが「切」、オレンジが「入」。微妙に形状が異なる。なお設定ピンは本体に収納できるようになっている。カバーも用意されている作業の仲間であるオーディオ機器の電源管理に愛用している


 タイマーの進む音は真横にでも置かない限り聞こえないが、スイッチが切り替わるときは「パチン」と大きな音がする。就寝中にも動作させることを考えると、音が気にならない場所への設置が理想的だろう。

自動的にONになる直前からの動画。けっこう大きな音とともにライトが点灯する様子を録画した

 取り扱い説明書に挙げられている用途には、タイマー機能のない家電やイルミネーションなどの自動ON/OFF、または一定時間で室内照明をON/OFFさせて防犯に利用することが挙げられている。

 小生の場合は、オーディオに接続して使用している。寝ながら音楽を聴くし、起きたらすぐに聴くので、お布団に入ってから1時間後にOFFになり、起床予定30分前にONというようにセットしている。

 アナログ一辺倒の「24時間くりかえしタイマー WH3311BP」だが、設定のわかりやすさと設定ピンを挿すだけの明瞭な操作性が魅力。古い機器の電源管理を自動化したいという用途にピッタリだ。

 タイマー設定誤差が±7.5分の部分が気になるが、これも実際に使ってみると、あらかじめ“ズレる”と認識できるので、電源のON/OFFが自動化されていても通電を確認するクセがつく。機器にお任せではなく、能動的に節電したいという意識付けにも効果がありそうだ。




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2010年 2月 24日   00:00