ぷーこの家電日記

第145回

夏休み気分を満喫したい! 自由研究でTシャツ染めてみよう

 我が夫は1週間の夏休みに入った。私はお盆時期に長期休暇は無いので、夫一人で休暇中。去年は青春18切符を使ってのんびりと1週間の激安の旅を楽しんでた

 今年は家でのんびり過ごすとの事。都バスが1日乗り放題で500円という事を最近知って、「バスに乗ってポケモン探しに行こうかなー。休みの間にかなり増えそう!」などと言っていた。

 夫はこの手のゲームには全く興味がないと思っていた。私が以前イングレスに必死で勤しんでた頃、夫は全く興味も示さなかったし、インストールすらしなかったからだ。それが意外とかなりハマっていた。夜に「ちょっとボール集めてくるね」と出かけた時は意外すぎてビックリ。今年の夏休みは家事とポケモンとのことで、私にも家計にもとても優しい夫であります。

 そんな感じの夏休み。私は長期休暇はないけれど、「私も夏休みらしい事したいなー」と、土日位でできる夏休みっぽいことを考えてみる。猛暑続きで外に出るのも億劫だし、海にも山にも行きたく無い。ということで、家で夏休みっぽく自由研究でもしよう! とは言え、そもそも、自由研究って何を研究すればいいんだっけ?

 遠い30年ほど前の記憶を手繰り寄せると、割り箸とか紙コップとかで工作とかしてた気がする。でも何も研究はしてないような......(笑)。

 うーん。うーん。自由研究ってお題を考えるのが大変だ。記憶を引っ張るも、自由研究ってよりもセミ取ったり気に登ったり、朝顔で色水作ったり、遊んでた事ばかりしか思い出せない。朝顔で色水作りって、すごく好きだったんだけど、よく考えたら花をぶちぶちちぎって、ちょっと残酷なような気もする(笑)。今の子も色水作ったりするんだろうか?

 なぁんて考えてたら、「あ、染物やってみたい!」というところに至りました。私38歳の夏休みの自由研究は、「布を染めて何かを作る」に決定です。早速布地用の染料を買いに出かけた。調べてみると、染料によっては、鍋でグツグツ煮て染み込ませるようなものや、逆に40度くらいの中温でじっくり1時間位漬け込んで染色するものなど、色々あるみたい。

 近所の手芸屋さんには、DYLONマルチという、高温で染め上げるタイプの染料しか置いていなかったので、何も迷い無くそれを買った。そして生成りの生地も買って、染めた後に何か作る事に。ついでに安い白のTシャツも買ってみた。

 その他は、自分の手が染まってしまわないようにゴム手袋を準備。

 染料の中にそのまま突っ込んじゃうと、ただの1色染めなので、それは面白くないし意味が無い! 模様をつけたいのだ。

 Tシャツは数カ所ゴムでグルグルっと縛って、染料が染み込ま無いようにしてみる。朝顔柄みたいになるかな? なぁんて期待。

 お湯を沸かして、染料と塩(なぜ塩を入れるのか分かって無いが塩を使うのだ)をお湯で混ぜる。そこから漬けるんだけれど、電子レンジで簡単に染められる方法を見つけたので、Tシャツにお湯に溶いた染料をじゃぶじゃぶっと着けてから、ラップで包んで電子レンジへ。数分電子レンジにかけるだけと、めっちゃ簡単だった。

 加熱の後は、色が出なくなるまで水ですすぎ......。染めたTシャツは思ってたよりもずっとずっと薄い色。せっかちすぎた(笑)。もう少しじっくり色を入れたら、結構いい感じに仕上がったかも!!!

 そして布はパタパタと三角に折って、縁の部分に染料を染み込ませると、綺麗な模様になるはず! 三辺を順番に染料に付けていく。そして全体に染み込んだかなってタイミングでこれまたラップに包んでレンジへポイ。表面は全体に染料が染み込んでしまって、ちょっと漬けすぎたかなぁって思ったけれど、すすいで広げてみると、中はほとんど浸みて無かったー! もう少しちゃんと浸せばよかった。残念。そしてちょっと布が大きすぎたかな。手ぬぐいを染める位が綺麗にできて可愛いかも。

 と、ちょっと失敗的な考察ばかりになってしまったけれど、中々の自由研究で、結構夏休み気分を満喫できました。さすが夏。すすいだ後外に干したらあっという間に乾いて出来上がり!

 染めた布は、テーブルランナーにした。反省点は色々あるけれど、テーブルに敷いてみると、中々悪く無い仕上がりのような気がしてくる......いや、リベンジしたい! 追加で色を付けるのありかも。あー、もっともっと研究ができる長い夏休みが欲しいよー(笑)。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。