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末端冷え性がポカポカに!血流を良くする「アロママッサージ」と精油

お布団に入っても、手足が冷たくてなかなか眠れないのは辛いですよね。今回は、手や足先の冷たさを軽減してくれる「アロママッサージ」をご紹介します。足先が暖かいと体の力が抜けやすく、寝付きが良くなりますよ。

 

冷え性、肩こり腰痛、代謝アップに「ブラックペッパー」

ブラックペッパーの精油は、血管を広げ、血流を増やして、局所的に身体を温める効果に優れています。そのため、冷え性対策としてだけでなく、肩こりや腰痛のケアに使われることも多い精油です。血流が良くなると代謝もアップしますから、ダイエットのために使う場合もあります。多方面で何かと女性の味方になってくれる精油です。

 

血流を良くするマッサージオイルの作り方

材料

・スイートアーモンドオイル:10ml
・ブラックペッパー精油:1滴

 

マッサージオイルの作り方は、簡単です。スイートアーモンドオイル10mlへブラックペッパーの精油1滴を加えて、よく混ぜるだけ。3カ月は常温で保存ができるので、たくさん作り置きしておいても便利ですよ。

 

末端冷え性の解消、マッサージするのは「お腹」

末端冷え性の解消で、おすすめしたいマッサージ箇所は「お腹」です。最初におへそを中心に時計回りにマッサージオイルを塗ってから、腰まわりにも塗布します。腹部には生命の維持に欠かせない内臓が集まっています。そのため気温が下がってくると、血液は内臓を守るために腹部へ集まることから、体の末端へ十分な血液が流れず、手足が冷たくなってしまうのです。もちろん、手や足先に直接オイルをつけてマッサージしても、ポカポカするのを感じることができますが、腹部をオイルマッサージすることがポイントです。もちろん腹巻をするのもおすすめで、腹部を温めると不思議と体全体が温まってきます。

 

「ブラックペッパー」の香り効果は?

ブラックペッパーには、柑橘類に多く含まれる成分「リモネン」が入っているので、スパイシーなだけでなく、香りに明るさがあるのが特徴です。加温効果のある香りが、冷え切った体へ染み入るように、じんわりと心と身体を温めてくれますよ。寒い冬の夜にはぴったりの精油です。

 

お好みで香りをブレンドしてもOK

マッサージオイルでは、10mlのベースオイルに対して2滴までの精油を加えられます。就寝前のケアーですから、ラベンダーやローズウッド、オレンジなど、1日の気分をリセットしてくれる、気分転換にもなる精油を1滴加えてもいいでしょう。女性らしい香りを作りたいときは、サンダルウッド、ローズオットー、ジャスミンなども似合います。これらのパワフルな精油を混ぜた場合は、香りの印象もガラっと変わりますよ。

 

まとめ

手足が冷たいと、なかなか寝付けず焦ってしまい、悪循環でさらに頭がさえてしまうことがもありますよね。今回ご紹介した就寝前のスペシャルケアを取り入れると、香り効果で寝入りを待つ時間が幸福感に包まれますよ。体が温まると心まで元気になってきますので、ぜひお試しくださいね。

 

 

宮本きこ(アロマテラピーインストラクター)

AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。2012年に自宅でアロマ教室を開き、のべ800名余りの方にアロマテラピーのある生活を提案してきました。何時もご縁を大切に、アロマの輪を大きく育てていきたいと思っております。