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乾燥で疲れた肌を整える「ローズの芳香蒸留水」の化粧水レシピ

まだまだ冷たい空気とエアコンで、お肌が乾いていませんか。今回は、精油を作る過程で取れる、有効成分たっぷりの「芳香蒸留水」を使った化粧水のレシピをご紹介します。ローズの優雅な香りに包まれながら、寒さや乾燥で疲れたお肌を一気に回復させましょう。

 

なぜ芳香蒸留水を使うの?

精油を作るときは花や葉を「蒸留」しますが、そのときの副産物が「芳香蒸留水」。フローラルウォーターとも呼ばれ、植物から水溶性の香り成分が溶け出しています。今回ご紹介するローズオットーの芳香蒸留水には、お肌のきめを整えてくれるフェニルエチルアルコールが、精油よりも多く含まれています。そのため、ローズオットーの芳香蒸留水は、化粧水作りの人気アイテムなのです。また、混ぜるだけ成分が加えられるので、お手軽なのも嬉しいですね。

 

材料と作り方

材料(100ml分)
・ローズオットーの芳香蒸留水:90ml 
・グリセリン:10ml  
・尿素 :0.1g 


アロマテラピーの専門ショップでローズオットーの芳香蒸留水を購入し、ほかの材料とよく混ぜ合わせるだけで出来上がり。よく振ってご使用ください。防腐剤が含まれていないので冷蔵庫で保管し、2週間ほどで使い切ってください。

 

尿素に関する注意事項

乾燥肌や敏感肌の方が、尿素を高濃度で使用すると刺激を感じる場合がありますので、分量を間違えないようにしましょう。また、結晶が肌に付着すると肌荒れの原因にもなりますし、誤って目に入ると失明する危険性もありますので、取扱いにはご注意ください。

 

ローズの芳香蒸留水 お肌への作用は?

ローズの蒸留水に多く含まれるフェニルエチルアルコールは、肌のターンオーバーを活性化する作用が強く、お肌の再生を促します。そのほかにも保湿作用、抗炎症作用、皮膚弾力の回復作用、女性ホルモン調整作用もあり、内側からお肌を整えたいときにとても役立ちます。

 

見逃せない!ローズオットーの心への作用

心にも作用するローズオットーの芳香蒸留水は 女性らしさを思い出させ、ときにはエネルギッシュに、ときには穏やかな優しさで包んでくれるパワフルな香りです。相反する作用をもつのが自然の香りの凄さで、そのときの自分に必要な作用で幸福感をもたらします。

 

まとめ

今回は精油ではなく、芳香蒸留水を使用しましたが、精油と同じく、体にも心にも働きかける強い香りです。好き嫌いがはっきり分かれるのがローズの香りの特徴でもあるので、「嫌な香り」と感じたらラベンダーなど、ほかの芳香蒸留水に置き換えることをおすすめします。

 

 

宮本きこ(アロマテラピーインストラクター)

AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。2012年に自宅でアロマ教室を開き、のべ800名余りの方にアロマテラピーのある生活を提案してきました。何時もご縁を大切に、アロマの輪を大きく育てていきたいと思っております。