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保育士のアイデア、忙しいママこそ!子どもと一緒に「秋探し」のお出掛け
2016年 10月 14日 18:00
忙しい日々を過ごしていると、季節の移り変わりを感じることもないまま過ぎてしまっていませんか?今回は、そんなときに子どもと一緒に試して欲しい「秋探し」のアイデアをご紹介します。子どもの目線で自然と触れ合うと、子どもだけでなく自分もリラックスして日常を楽しむ心の余裕が生まれてきます。そんな方法を、小中学生の子どもをもつ現役保育士がお伝えします。
お出かけの準備で気分を盛り上げる
いつものようにお散歩へ行くだけでもいいのですが、ここで一工夫。子ども専用のかわいいカゴやバッグを準備してみましょう。子どもの手のサイズにぴったりのものが使いやすくておすすめです。子どもにとって「自分だけのもの」は特別。「秋探し」のお出掛けを、特別な思い出に変えてくれます。持っていなければ一緒に買いに行くところから始めると、もっと気分が盛り上がりますよ。
秋探しに出掛けよう
お家の外へ一歩出てみると、ドングリや松ぼっくり、木の実、落ち葉、お花を見付けることができます。「今日は秋探しに出かけるよ」と宣言して、落ちている松ぼっくりや木の実を見付けたら、「ドングリがあったね」「いっぱい見付かったね」などと子どもに話し掛けながら、どんどん拾ってカゴへ入れていきましょう。言葉にすることは、子どもの興味を引き出し、新しい言葉を覚えるきっかけにもなります。親子で見付けた喜びや、同じ時間を過ごす喜びを共有し、お話ししながらお散歩すると、より楽しさが増してきますよ。
ドングリにもいろいろな種類や形があることを発見する
秋探しの散歩で見付けやすい「ドングリ」ですが、みなさんはどれくらいの種類を知っていますか?ドングリはどんな木になっているのでしょうか?大きいのから小さいものまで、形もさまざまです。同じ種類でも、比べて見ると形や色が違うものもあります。子どもたちは好奇心旺盛で次から次へと目移りしてしまうので、ちょっとした違いには気付かず終わってしまう可能性があります。そんなときは「あれ、ちょっと形が違うね」と声を掛けて、形や色の微妙な違いに気付くきっかけを作ってあげましょう。大人も案外知らないことが多いものです。子どもと一緒に観察してみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
スーパーや八百屋さんでも秋探し
身近なスーパーや八百屋さんへ行っても、秋探しができます。サツマイモ、カボチャ、キノコ、ナシ、ブドウ、リンゴ、ミカンなど、秋に収穫できる野菜や果物を探してみましょう。スーパーは1年中手に入る食材も多いので、季節を感じることが難しくなっています。そんななかでは、秋に収穫できるものをクイズにしながら見付けても楽しいですね。
体験で見付けたものを使って、工作や料理で秋を満喫
秋の木の実や落ち葉を拾ってきたら、リース作りがおすすめです。木の枝を束ねたものや市販のリースの土台の上へ、木の実や落ち葉をボンドで貼り付けるだけでもステキなリースが作れます。また秋探しで楽しかったことを思い出しながら、子どもと一緒にお絵かきするのも楽しいですし、買ってきた秋の野菜や果物で季節の料理を作るのもいいですね。「秋探し」の体験で見付けたものを使って工作や料理にチャレンジすると、子どもたちもイメージが沸くので、楽しさがより広がります。そういう体験を通して、工作や絵、料理が好きになることも多いですよ。
まとめ
子どもの目線は低いので、一緒に「秋探し」へ出掛けると、大人が見過ごしてしまうものを見付けては「見て」と言ってきます。そんなときは、ぜひ「きれいな色だね」「おもしろい形だね」などとお子さんとの会話を楽しんでみて下さい。もし名前の分からない木の実や花などがあれば、あとで図鑑で調べてみるのもいいですね。大人だと慌ただしく過ぎ去っていってしまう日常が、子どもと一緒に楽しむことで、豊かな毎日に変化していきますよ。