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会社員・公務員の夏休み、実態日数は理想の約半分!「山の日」の恩恵は?
2016年 7月 19日 17:00
子どもたちの夏休みが近づいてきましたが、働く大人は何日間くらい夏休みを取得しているものなのでしょうか。今回は、会社員と公務員を対象に行なった「夏休みの過ごし方」に関する調査結果をご紹介します。8月11日(木)が新たな国民の休日「山の日」になったことで、お盆休みと組み合わせれば例年よりも長期休暇が取りやすいのでは?と思いますが、実態はどうなのでしょうか。
理想の夏休みは7日~10日が約半数
インターネットリサーチ会社「マクロミル」が20~59歳の会社員または公務員971人を対象に行なった調査で、「理想の夏休み期間」を聞いたところ、1位は7日間(28.9%)、2位は10日間(19.6%)、3位は5日間(16.8%)という結果でした。1位、2位の回答を合わせると48.5%と約半数の人が7~10日間を理想としていることが分かりました。最近は、有休消化を奨励している企業も多く、上手に組み合わせれば1週間以上の長期休暇も取れる人が多そうです。
現実は2割の人が夏休みなし、7日間以上は14.8%のみ!
一方、今年の夏休みの取得予定日数を聞いたところ、平均3.9日間という結果に。最も多かった回答はなんと、夏休みを取得する予定がないという0日で19.2 %。7日間以上を取得予定の人は14.8%だけでした。理想と現実にはかなりのギャップがありそうです。
業界別では製造業が長く、医療・福祉は短め
取得予定日数を業種別で集計してみると、最も長かったのは「製造業」の4.7日間、最も短かったのは「医療・福祉業」で2.3日間でした。お盆に工場を休むところが多い製造業では、その時期に連続して休みを取る傾向があり、入院患者がいる医療・福祉系を始め、お客さんの切れ目がないサービス系の職種では、暦に関係なくまとまった休みを取りにくい傾向があるのかもしれません。
新しい祝日「山の日」で夏休みが長くなった人は17%
次に、夏休み取得予定者785人へ「山の日」の施行による影響について聞いたところ、「『山の日』ができたことで、例年より予定が長くなる」と答えた人は16.9%にとどまりました。多かった回答は「例年通り」で半数以上。「夏休みの予定が決まっていない」という人も2割いることが分かりました。
夏休みの過ごし方は「家でゆっくり」が理想!?
さらに、夏休み取得予定者に、過ごし方を聞いたところ、1位は「家でゆっくり過ごす」(58%)で、唯一過半数を超えており、多くの人がアクティブに過ごすよりもゆっくり休みたいと思っていることが分かりました。また、2位「家族だんらん」、3位「墓参り」、4位「帰省」など、家族や親族と過ごすことも、夏休みの大きな目的の1つとなっている様子がうかがえます。
家族全体の夏休み予算は平均7.4万円、最多回答は5万円
また、夏休み期間の家族全体の予算を聞いたところ、平均金額は73,798円だそう。もっとも多かった回答は5万円でした。
◇働く大人の夏休み事情。今年の平均取得日数は3.9日間で理想の約半分。(マクロミル調べ)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000268.000000624.html