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【整理整頓を始めよう17】仕切りトレイ以外も活用!お箸やカトラリー収納

キッチンの収納で、一番出し入れの多いの箇所は、調理小物やカトラリーをしまっている引き出しではないでしょうか。今回は、アイテムを買い足なくてもキッチン引き出しの収納力をアップさせるアイデアをお伝えします。

 

雑然としやすいお箸やカトラリーの仕切りトレイ

お箸やカトラリー収納に、写真のような仕切りトレイを使うと、いつの間にか隣の仕切りと混ざってグチャグチャになって、また仕分けして……の繰り返しになっていませんか?スプーンやフォークなどのカトラリーは、5〜6本ずつが1セットで売られることが多いですよね。市販の仕切りトレイはカトラリー5〜6本を入れると一杯になってしまう深さ。それ以上カトラリーを一緒に入れようとすると深さが足りません。私自身も、これまで何度も仕分け直しを経験し、便利な一方でちょっと使いにく印象を持っていました。

この「仕切りトレイ」には、問題点が2つあります。1つ目は普段使いのセットと来客用セットの2セットを一緒に入れられるほど深さがないこと。2つ目は、トレイの仕切りの数が自分が分類したいセットの数に足りないため、仕分けが曖昧になることです。

 

解決策1:来客用セットは別の場所に収納

まずは使用頻度が少ない来客用セットを箱やビニール袋に入れて、ゴールデンゾーン(※)ではない場所へしまっておきましょう。いつ訪れるか分からない来客のためにゴールデンゾーンを使うのはもったいない!これだけでずいぶんスッキリするはずです。我が家は来客が多いので、来客用のデザートスプーンやフォークは箱に入れ、毎日使うふきん類の下のデットスペースにしまっています。箱も頂き物の箱を利用し、厚紙で仕切って仕分けています。家にあるものでも十分代用可能ですよ。

 

※【整理整頓を始めよう8】ゴールデンゾーン活用で、出し入れしやすい収納

解決策2:仕切りトレイの上にトレイを置いて2段使いに

次にトレイの仕切りの数が足りない場合でも、1つの仕切りには1種類だけ入れ、入らないセットは、別のトレイや空き箱に入れ、トレイを2段使いにアレンジしてしまいましょう。これが案外使いやすい!下のトレイのものを取るときも、ちょっと箱ごとずらすだけ。収納力が1.5倍ぐらい増します。上の段のトレイには市販のトレイだけでなく、贈答用の菓子箱などの比較的硬めの箱も使えます。トレイの上に数個置くだけですが、多すぎると下段が取り出しにくくなるので、普段使いの箸やカトラリー選びは慎重に。

 

自分の使いやすさを大事にする

かつて、仕切りトレイに手持ちのカトラリーが全部入らないことにストレスを感じていた私は、「トレイと引き出しの間にあるかなりの隙間(=デッドスペース)がもったいないなあ」と思い、スタメンなのに入りきらないものを箱に入れてトレイの上に置いてみたところ、実に使いやすかったという経験があります。既成概念に捉われず、自分が使いやすい方法を試してみると、実は非常に簡単で単純だったりします。ご自分の使いやすさをぜひ大事に、そして気軽に色々試してみてほしいと思います。

前回:【整理整頓を始めよう16】食の防災訓練でストック棚卸しと整理の見直し!

 

Be Present代表 尾井理恵

ヨガ、整理整頓、ベジ和食のレッスン、コンサルティングを行う「Be Present」代表。横浜市在住。整理整頓のアドバイザーとして各地で講演、個人宅でのコンサルティングを行っています。また、自宅兼スタジオおよびスクール講師のほか、定期的にヨガ、料理教室のイベントを開催しています。Facebookはこちら