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長期レビュー
パナソニック「MC-JC10WX」(3/4)

~掃除がラクになる3つのホース周辺ギミック
Reported by スタパ齋藤

 「家電製品長期レビュー」は1つの製品についてじっくりと使用し、1カ月にわたってお届けする記事です。次回更新は2月23日(月)を予定しています(編集部)



パナソニック「電気掃除機 MC-JC10WX」
 パナソニックのサイクロン式掃除機MC-JC10WXの長期レビュー第三回目。使用開始後、約半月程度経っての感触をレポートしてみたい。ちなみに第一回目の記事はこちら第二回目はこちら

 サイクロン掃除機ってコトで、吸引力などを微妙に危惧しながらも使い始めたが、その点は安心できた。てか、吸引力が十分強いMC-JC10WXであった。また、引き続き掃除し続けても、確かに途中で吸引力が落ちるという印象もない。

 それから前回で触れた“ふき掃除機機能”。これにより、この時期気になる細かなホコリ汚れもスッキリと撃退。このレビュー以前に床をワックスがけしたが、その当初の床の輝きを維持できている。

 サイクロン掃除機としての実用性、それからMC-JC10WXが持つ独自の機能についても満足できているが、さて、今回は「実際の掃除のしやすさはどーなのよ?」という観点で書いてみたい。具体的にはホース周辺の使い勝手ですな。

 拙者的結論から言っちゃうと、MC-JC10WXの掃除実践時の扱いやすさは非常に好印象である。ポイントは3つあると感じていて、具体的には、ノズル角度の自由度の高さ、親子ノズル機能、ワンタッチ手元ブラシだ。


ノズルとパイプを接続する関節部分は可動範囲が広い。そのため、ベッドの下、やや狭い隙間にもスルリと入っていく
ノズル部分は親ノズルと子ノズルにワンアクションで分離できる。これにより幅6cm程度の隙間も掃除可能
手元から先のパイプを分離すると、手元ブラシになる。掃除中に机上や棚などのホコリをチョイと吸うのに超便利

 これらのギミックはほかのパナソニック製掃除機にもあるものだが、掃除中の小さなイライラを解消する“痒いところに手が届く機能”だと思う。ともあれ、それぞれのギミックの使い勝手を見ていこう。

 まずはノズル角度の自由度。非常にクリクリとよく動く。柔軟な関節を持ったノズル、というイメージだが、どんなふうに動くのかを写真と動画で確認して欲しい。


このように、立てた状態で右にも左にもクリクリ動く
ヘッドが平行になっている状態
掃除中は、手首を軽くひねるだけでノズルの向きが変わるので、スムーズに掃除できる

この程度寝かせた状態でもよく動くノズル部
ベッドの下など上方空間のない場所を掃除するのがラクなのだ
無理なく左右に動かせて、可動範囲が広い

ノズル関節部の自由度があまり高くない掃除機では、トイレの奥のほうなどを掃除できなかったりする。が、MC-JC10WXならこのとおり、ノズルの付け替えなしでやや狭い場所を掃除できる ベッド下の掃除もラクに行なえる。十分な吸引力とふき掃除機機能、それからダブルドライブノズルにより、わりと一発でベッド下をカンペキに掃除できたりも

 ノズルは、前回にも書いたように2本のブラシが双方逆回転するダブルドライブノズルで集塵効果が高い。それからノズル部にはふき掃除機機能がある。それに十分強い吸引力。さらにはハウスダスト発見センサーも装備。こういった高い掃除効果があるノズル部が、ここまでよく動く。ので、ホントに“掃除し残し”部分が減ってラクなのである。

 それから親子ノズル機能。ノズル部が外れて、ノズル根本部分にある小さな子ノズルが使えるというギミックだ。ノズル部にあるペダルを踏めば子ノズルが外れ、狭い隙間や高所、棚などを掃除できる。掃除が済んだら、子ノズルを親ノズルに乗せてガシッと押し込めばダブルドライブノズルでの掃除を継続できる。


ノズル部はこのようにダブルドライブノズル(親ノズル)と子ノズルに分離できる 子ノズルの吸引口はこんな感じ。狭い場所の掃除~ちょっとした棚やランプ傘の掃除まで行なえる

このようにペダルを足で踏めば分離する。合体させるときは親ノズルに子ノズルを乗せて上から押し込む。稼働中でも分離・合体できる 子ノズルを使えばこういった出っ張りや凹みのチョイ掃除を手軽に行なえる

 親子ノズルのギミックは様々な場所で実に快適に役立つ。MC-JC10WXにはアタッチメントとしてロングすき間ノズルが付属するが、とりあえず子ノズルで掃除できちゃうケースが多いので、この付属アタッチメントはあまり使っていない。

 それと、ワンタッチ手元ブラシ。取っ手の先のパイプを外すと、手元ブラシが現れる。これを使うと、腰高~胸高あたりをラクに掃除できる。


ボタンを押すと取っ手から先が外れ、手元ブラシで掃除できるようになる 外したパイプは本体に立てておける。この状態で掃除しても特に問題はないようだ。また、この状態で掃除機本体の取っ手を持って移動しても、装着したパイプが外れることはなかった

 ワンタッチ手元ブラシにせよ、親子ノズル機能や可動範囲の広いノズルにせよ、どれも実用的なギミックだ。掃除をする者が「ココがもっとラクならイイのに」的に感じるストレスを具体的なシクミにより解消してますな。ぶっちゃけ、これらのギミック考えた人に感謝。掃除が非常に快適っス。

 あと、MC-JC10WXには床上30cmのホコリなどを吸引するエアダストキャッチャーがあるが、コレの効果は……よくわかんないっス。それと本体の排気部からダブルメガアクティブイオンが出て空気清浄、という機能だが、ん~、これもその効果を体感するまでには至っていない。


ノズル上部にあるエアダストキャッチャー。掃除中にノズル上部のフラップが開き、ここから床上30cmに舞ったホコリなどを吸引するというギミックだ
本体からの排気は“排気ふんわりマスク”によりソフト。内部には逃がさんフィルターやアレル物質抑制加工&抗菌酵素加工フィルターがある。下部からダブルメガアクティブイオンが放出され、空気清浄効果もあるという

 ただ、この掃除機、排気のニオイが非常に少ないかも。掃除機特有の例のアノ妙なニオイを感じにくいという印象がある。コレって……逃がさんフィルターとアレル物質抑制加工&抗菌酵素加工フィルター、それからダブルメガアクティブイオン放出などによる効果?

 ともあれ、現在までのMC-JC10WXの使用感は以上のようなもの。率直に、使いやすい掃除機ですな。サイクロン式云々以前に、十分な吸引力、効果的に床掃除できる性能、掃除をラクにさせる複数のギミック、これらの利便を強く感じる。

 てなわけで、続きはまた次回。さらに1週間使ってみて、MC-JC10WXってどーなのよ的なマトメをお届けしたい。次回が最終回となるんですけど、よろしくお願いいたします~。




その1 /  その2 /  その3 /  その4


URL
  パナソニック
  http://panasonic.jp/
  製品情報
  http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=MC-JC10WX
  掃除機 関連記事リンク集
  http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/cleaner.htm

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パナソニック、吸引力とパワーの持続を両立させたサイクロン掃除機(2008/09/16)
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2009/02/17 00:02

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