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ハピネット「タクシーウォーカー」

~歩いた距離をタクシー料金に換算する歩数計
Reported by 林 佑樹

ハピネット「タクシーウォーカー」
 「歩く」という動作は、日常的でありながら歩けば歩くほど運動になる。そのため、毎日の散歩を日課にしている人は多い。そのとき、歩数計を装着して歩いた距離をメモしている人もいれば、散歩距離の目安にしている人もいるだろう。筆者の場合だと、ケータイのアラーム機能を利用して近所をブラブラと歩き、アラームが鳴ったら折り返すという感じだ。

 ただ、それだけでは面白くないので、何か面白い歩数計はないかとチェックしていると、「タクシーウォーカー」というモノを発見。歩いた距離をタクシー料金で表示してくれるという、ユニークな歩数計である。

メーカーハピネット
製品名タクシーウォーカー
希望小売価格2,079円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,604円


 まずは「タクシーウォーカー」の基本的な機能を見てみよう。歩数計機能だけでなく、メモリー機能、消費カロリー表示、時計、そして目玉となるタクシー料金表示を備えている。使い方は一般的な歩数計と変わりなく、歩くと歩数が1歩ずつカウントされていくというものだ。手に持って振ってみるとわかるのだが、上下させるごとにカチャカチャと内部センサーが動く音が聞こえてくる。

 面白いところは、製品コンセプトに「おもちゃ」テイストを多く取り入れている点だ。パッケージや説明書、入力音などはいかにもおもちゃくさい。そのため、なじみやすく、手に取りやすい雰囲気があって好感がもてる。その一方で、本体デザインだけはシンプルさを徹底しており、チラっと見えても気にならないデザイン。実用面でも使う場合のシーンをよく想定しているといった印象だ。


パッケージは玩具テイストに溢れている 裏面には注意書きが大半を占めているが、さらりと使い方も解説されている

本体の電池の絶縁シートを引き抜くと、まず初期設定モードに入る。ここで設定するのは、時間、初乗り料金、歩幅、体重だ。移動距離や消費カロリーの計算に必要となるので厳密な数字を入力しておきたい。初乗り料金は、現在であれば710円だが、初期設定も同額が表示されるため、特に変更する必要はないだろう。なお歩幅と体重はリセットしないと再設定できない。

 初期設定が終わると、そこから1歩進むごとに料金が表示され、距離に応じて料金が加算されていく。7日分のメモリー機能があり、1週間分の歩数と料金、消費カロリーのデータ確認ができる。健康器具としてのデータ分析にも対応しており、押さえるところはしっかりと押さえていると感じた。


パッケージから出したあとは、絶縁シートを引き抜いて電源を入れる 操作は3つのボタンで行なう。上からセレクト、決定、キャンセルボタンとなっている 背面にはリセットスイッチ(写真右上)のみ

クリップが付属しているのでベルトなどへの取り付けはカンタン 10円玉と比べてみた。身につけても邪魔にならないサイズ

 タクシーといえば料金割増がある。「タクシーウォーカー」には「高速割増」「長距離割増」の2種類があり、ある条件を満たすと画面の表示が切り替わるのだ。「高速割増」の場合は、時速5km以上で歩くと、液晶画面に「高速」が表示され、さらに一定距離を時速5km以上を維持して歩き続けると、料金の加算が約2割増(90円→110円)される。実にゲームっぽい設定だ。難しいところは、一瞬でも時速4km以下になると「高速割増」でなくなるところ。早歩きであれば維持できそうなのだが、街には人混みなど意外と減速要因が多いため、長時間キープするのは難しく感じた。
 
 次に「長距離割増」。これは休まずに20分以上歩き続けると発生するもので、加算が約3割増(90円→120円)される。これもカンタンに思えるのだが、3秒以上休んだ場合は無効になるという厳しいルールがあり、信号が強敵となってしまう。設定で微調整ができればよかったのではないかと、確認写真を取り損ねたときに感じた。意外に3秒は短い。

 また「高速割増」「長距離割増」を同時に発生させることも可能で、その場合は230円が加算される仕組みとなっている。贅沢をいえば「深夜割増」も欲しかったところだ。


タクシーウォーカーを装着して、秋葉原を歩いてみた
 実際に装着してのチェックは秋葉原で行った。筆者の定番ルートは電気街口改札を出て、カオス館で洋モノゲームを確認し、雑居ビルの各ショップを回って、クレバリーやドスパラが並ぶ通りで物色。サンコーレアモノショップとエックスで変なアイテムを探し、フェイス、アークと進んでいく。割増モードの発生はなかったが、やたらと階段の上り下りがあるのでけっこういい運動になると思っている。

 そのときのデータを確認すると、歩数は5,693歩、料金は1,100円、消費カロリーは125kcalだった。意外と少ない。たしかに2kmちょっとの歩行なので当然といえば当然なのだが……。

 使ってみてわかったのだが、腰に付けるだけでなく、カバンの中に設置してもしっかりとカウントしてくれるようだ。上記の秋葉原でのテストはカバンのなかに入れたモノである。また縦に装着した場合は、腰より上であればけっこうカウントしてくれた。服装によって装着が難しいときは試してもらいたい。


帰宅後に確認してみたところ。歩数は5693歩、料金は1110円だった 消費カロリーは125kcal。意外と少なかった。よく歩いているようで、実はそこまで歩いていなかったのか……

カバンのなかに入れても、しっかりとカウントしてくれた 写真のように縦向きに付けたところ、だいたいはカウントできていた

 ストイックに歩数をカウントするだけでなく、タクシーの料金に換算する着目点はユニークで、歩く側もゲーム感覚で挑戦してしまう魅力がある。割増モードも含めて、友人らと競ってみるのもいいかもしれないと感じた。毎日の料金表をチェックして月でどれだけの金額になったを確認してみるのも面白いだろう。楽しく歩きたいという人にオススメの歩数計である。





URL
  株式会社ハピネット
  http://www.hap-net.com/
  製品情報
  http://www.happinetjp.com/taxiwalker/

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2008/11/17 00:00

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