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家電製品ミニレビュー
フィリップス「HQ130」
~フィリップスのやさしい剃り味が味わえる小型シェーバー
Reported by 本誌:正藤 慶一
フィリップス「HQ130」。手に収まるコンパクトサイズが特徴
メンズシェーバーというと、パナソニックにブラウン、日立に三洋といったメーカーの名前が浮かぶ。
その中でも、オランダの家電メーカー・フィリップス製のシェーバーは独特だ。回転する円形の刃が、まるで目のようにヘッドに3つ並んでいるその姿は、横長の刃を採用する他のメーカーとは一線を画している。そして、その剃り味はとてもやさしい。肌がデリケートな人からは絶大な支持がある。
今回はそんなフィリップスのシェーバー「HQ130」を取り上げてみよう。右の写真を見ていただければお分かりだと思うが、高級タイプではなく、小型で携帯用の極めてシンプルな製品だ。購入理由は、この製品はフィリップスのラインナップの中で一番安く、入手しやすいことがまず1点。もう1つは、フィリップスの代名詞でもある“三ツ目”の刃が2つしかないことだ。本製品はそれよりも少ない刃で果たしてちゃんと剃れるのかどうかを試してみたいのだ。
メーカー
フィリップス
製品名
HQ130
希望小売価格
オープン
購入場所
Amazon.co.jp
購入価格
2,787円
本体サイズは100×55×36mm(幅×奥行き×高さ)と、片手に収まるコンパクトサイズとなっている。やや丸みを帯びたフォルムもあり、非常に持ちやすい。
電源は単三アルカリ乾電池で、本体のケースを開けて内部にセットする。連続運転で1時間、1日約3分の使用で約3週間使用できるという。本体中央部の灰色のスイッチを下から上へ入れると、「ウィーン」というモーター音とともに運転がスタートする。説明書には、充電池やマンガン電池の使用を控えるよう書かれていたが、これらの電池を入れても動くことは動く。おそらく、刃の回転スピード、使用時間の問題からストップが掛けられているのだろう。試す際は自己責任でお願いしたい。
実際に使う前に、本製品に備わっている同社独自の2つの機能を紹介しよう。まず1つが「リフト&カット」システム。ヒゲを引き上げてカットするため、肌に負担をかけずに深剃りが実現できるという。もうひとつが、沈むヘッドが肌へのフィット感を高める「フローティングヘッド」だ。このあたりは、同社の上位機種でも採用されているお馴染みの機能だ。
製品パッケージもコンパクトサイズ
電池は本体内に2本セットする。アルカリ電池が推奨されている
フィリップスの特徴である円形の刃。3つあることが多いが、本製品はコンパクトタイプということもあって2つだけ
肌にやさしく深剃りができるという「リフトカットシステム」と、肌へのフィット感を高める「フローティングヘッド」の解説図
刃を押すと凹む。これが「フローティングヘッド」だ
本体中央の灰色部分が電源スイッチ。ON/OFFのみで、運転の強弱は設定できない
スイッチを入れたところ。運転音は「ウィーン」といった感じ
では、シェービングを始めよう。説明書によると、刃を肌に軽く当てて、小さな円を描くように動かすと良いという。指示通りに動かすと、ジョリジョリという音を立てながらヒゲがどんどん剃れていく。刃が“三ツ目”のアーキテックと比べると、刃の表面積が少ない分、さすがに剃るスピードは落ちる感があるが、基本的なカット力にそこまで差があるようには感じられなかった。アゴの裏側も「フローティングヘッド」でフィット感が高まったせいか、しっかりと剃れている。
ところで、シェービングクリームを使わなくて良いのか? と疑問をお持ちの方もいるだろうが、説明書によれば、シェービングクリームや石鹸などは使わずに、肌が乾いた状態で使うのが良いという。フィリップスのシェーバーではこのように指示する製品が多く、「アーキテック」でも同様に「肌が乾いた状態で……」という記述があった。
約4分ほどでシェービングが完了。3日間伸び放題だったヒゲは見事にカットされ、ジョリジョリの肌もツルツルになった。さらに、肌が荒れた様子はまったく見られなかった。小型のタイプではあるが、“肌にやさしい”というフィリップスの特徴としっかりと備えた製品であることが言えそうだ。
記者がHQ130でヒゲを剃る前の写真。3日間剃らなかったので伸び放題になっている。汚いので拡大画像はなし
HQ130でシェービングした後の写真。さすがフィリップス製だけあって肌荒れはまったくなかった。アゴの下の曲線部分もしっかり剃れて大満足
残念なのが、水洗いに対応していない点だ。カット後にシェービングユニットを取り外すと、中にはびっしりとヒゲの粉がこびりついている。水洗いに対応しているならば、これを水道でジャーとやれば一発で洗い流せるのだが、本製品はわざわざ専用のブラシでシュッシュと掃き掃除をしなければならない。他社では乾電池式でも水洗いに対応する製品があるため、この点は不満が残る。ただし、刃は外刃・内刃・外刃と内刃を重ね合わせるための保持板など細かい取り外しが可能なので、細部まで自分の手でキレイにしたい人には逆に向くかもしれない。
シェービングユニットを取り外したところ。使用後のユニット内はヒゲの剃りカスで汚い
水洗いは不可。本体に同梱されるブラシ(写真左)で掃除しよう。なお、刃の保護ケース(右)も付属する
刃は外刃/内刃/外刃と内刃を組み合わせる保持板にバラせる。徹底的にキレイにしたい人には向きそうだ
また、基本的にはシェービングのみのシンプルな製品のため、上位機種で搭載されているような機能はない。電池の残量表記機能、キワ剃り用の刃、自動洗浄ユニットなどを重宝している人には向かなそうだ。また、回転刃も2つだけなので、アーキテックのような3つの刃に使い慣れている人は、物足りなさを感じてしまうだろう。
シェービングのみの単機能でコンパクトで低価格な製品はあるが、フィリップスならではのやさしい剃り味が実現できる点は評価に値する。旅行・出張の際にカバンに入れて持っていくというのが一般的な使い方だろうが、フィリップスのシェーバーをちょっと試してみようかな……と思っている人にも、購入しやすくて良いだろう。
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URL
フィリップス(株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン)
http://www.philips.co.jp/
製品情報
http://www.consumer.philips.com/consumer/ja/jp/consumer/cc/_productid_HQ130_16_JP_CONSUMER/HQ130
メンズシェーバー 関連記事リンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/m_shaver.htm
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