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家電製品ミニレビュー
ナショナル「マユシェイパー ES796P」

~“男専用”カッターで顔のムダ毛を処理
Reported by 本誌:正藤 慶一

マユシェイパー ES796P
 10台の頃は、とにかくモテようと必死だった。似合いもしないのにサングラスを掛けたり、髪を染めたり、マユ毛をカミソリで剃って血を流したり……痛々しい日々を送っていた。今でもカミソリを見るとあの頃のことが頭をよぎり、胸が苦しくなってしまう。

 あれから10年ほど経った。今では髪を染めるなど頭皮に負担がかかりそうでやりたくないし、マユ毛もあれ以来手を付けていない。しかしこれは、独身男性の端くれとして、あまりに緊張感が足りないのではないか。 ここはとりあえず生えに生えまくったマユ毛を整えて、あの頃の熱い魂を取り戻してみたいと思う。

 そこで今回は、ナショナルの「マユシェイパー ES796P」でマユ毛を整えてみよう。価格はオープンプライスで、Amazon.co.jpでは3,116円で購入できる。

 これはナショナルの男性専用美容器具シリーズ「ファイブセンス」の一部として発売された製品だ。同シリーズには当コラムで以前紹介した「レッグヘアーシェイパー ES795P」もある。

 男性用シェーバーはほかにもいくつかあったが、本製品を選んだ理由は2点ある。まず1つは、肌にやさしいシリカコーティングの丸い刃を採用している点で、昔のように肌を傷つけて血を流すこともなさそうだ。もう1つは、パッケージのイケメン男性モデルさんの写真が気に入ったところだ。太く、凛々しくありながら、細かくしっかりと整えられたマユ毛は、まさに私の理想。極端に細くするつもりはなく、ちょっと整えられたらそれで良いのだ。

 パッケージを開けると、細長いスティック型の本体が出てきた。サイズは14×12×127mm(幅×奥行き×高さ)。重さも29gでとても軽い。本体カラーはモノトーンを採用しており、当コラムで取り上げた女性用のマユシェイパー「フェリエ ES2105P」「ES2113P」とは明らかに違った印象を受ける。見るからに男用といった印象だ。なので、店で買う時はもちろん、部屋や洗面所に置くといった時でも、特に恥ずかしがることはないだろう。

 パッケージ内容は、本体とキャップ、それと刃を掃除するためのブラシという、実にシンプルな3点セットとなっている。ちなみに水洗いには対応していない。


モデルさんのマユ毛がカッコいいパッケージ 本体、キャップ、刃の掃除用ブラシというシンプルなパッケージ内容
刃を取り外したところ

 電源は単四型乾電池を1本だけ使用し、本体のカバーを取り外してその中に電池をセットする。そして本体中央部のスイッチを入れれば「ウィーン」と音が鳴り、カットが始まる。このウィーンという音は、櫛状になった2枚の刃のうち片方が動いたものだ。この櫛の間に入った毛を、刃が挟み込んでカットするため、鋭利な刃が肌に直接当たることがない。シリカコーティングの刃とともに、肌にやさしい安全なカットができる仕組みとなっている。

 使ってみると、本当に安全にカットでき、まったく肌が切れる様子がない。もちろん、毛はしっかりとカットできており、チョリチョリと毛がカットされている音がする。手動のカミソリよりもだいぶ安心だと感じられる。なお、肌が弱い人やアレルギー体質の人、吹き出物のある部分で使用は、肌を傷つける可能性があるため控えるよう指示されており、私も比較的肌が弱い方なのだが、傷つくことはおろか、剃り負けるようなこともなかった。


刃は櫛状になっている
左の写真の裏側を見ると、葉が2枚重ねになっていることがわかる。手前側の刃が動くことで、間に挟まった細かい毛をカットする仕組みだ 【動画】運転中のようす(WMV形式,約475KB)

説明書の使用方法の解説。マユだけでなく顔のほかの部分にも使用できる
 本製品はマユだけでなく、額や頬、鼻の下や首すじといった部分にも使用可能なのがうれしい。顔は各所にウブ毛が生えているのに、肌が弱かったり凹凸があったりでなかなか簡単には剃れない。本製品なら傷がつく心配も少なく、また小回りも利くので気になる部分がピンポイントで剃れる。今まで気になっていた頬のあたりのウブ毛も簡単に処理でき、非常にうれしかった。

 ここで、ヒゲもカットできるかどうか試したところ、さすがに毛が太すぎるせいか、あまり効果的に剃れない。やはり、あくまでもマユ毛やウブ毛といった細い毛をカットするための製品なので、ヒゲまでカットできるわけではないようだ。説明書でも、ワキや髪の毛に使用することを控えるよう指示されている。

 残念なところは、「フェリエ」シリーズで搭載されている、マユの高さを整えるコームや、細かく整えられるよう短めの付け替え刃といったアタッチメントを備えていないところだ。「そういった細かいことを気にしないのが男」という潔さも感じるが、よりオシャレにこだわりたいメンズなら、こうした格差には納得できないだろう。もちろんフェリエを買えばすむ話ではあるが、きらきらしたパッケージデザインやカラーリング、曲線的な本体デザインと色遣いは、フェミニン過ぎてなかなか手が出にくい。本製品のような渋いカラーリングで、細かくカットできる刃を付属したタイプもあれば、なお良かったと思う。


「フェリエ」の女性用には、マユコーム、短い刃のアタッチメントなど多様なバリエーションがある(写真は「ES2105P」ホワイト) ただし、女性の使用を意識したパッケージは、男性にはなかなか手にしづらい(写真は「ES2113P」ブラック) 「フェリエ」の割と地味なカラーを選んでみたが、ラメ入りだったり光沢があったりと、男が使うにはそれでもハデ過ぎるかもしれない

 マユシェイパーというと女性の使うものだという印象が強かったが、とにかく簡単に毛が処理できるので、決して女性だけにとどまらない製品ジャンルだと感じた。女性よりも男性の方がムダ毛は多いのだから、本製品のように簡単に処理できる製品のニーズは高いはず。鏡に映る毛だらけの顔にうんざりした覚えのある人は、一度本製品を手にしてはいかがだろうか。ムダ毛に悩むひとりの男として、今後もこの男性用マユシェイバーシリーズが発展することを強く望む。


本製品を使って、マユを整えてみた。まずは使用前の写真。恥ずかしながらムダ毛が生えまくっている こちらがカット後。個人的にはパッケージのモデルさんにかなり近づいた仕上がりになっていると思う




URL
  ナショナル(松下電器産業株式会社)
  http://national.jp/
  製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=ES796P

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2008/04/22 00:08

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