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家電製品ミニレビュー
ナショナル「フェリエ ES2105P」

~簡単で安全に使える電動フェイスシェーバー
Reported by 但見 裕子

フェリエ「ES2105P-A」
 年配の女の人には、「とりあえず、口紅をつけないと、外に出られない」という感覚があるように思われる。

 外出するときは、何はなくとも儀式のように口紅をつける。だからほら、「着るものも髪もそれなりなのに、なぜか口紅だけくっきりと赤い」おばちゃんがいたりするでしょう。あの人たちには「口紅」が、身だしなみの代表であり、象徴なのだと思う。

 そこへ行くと、いまの女の人は、口紅をあそこまで重視しない。むしろ、象徴的なのは眉毛ではないだろうか。「眉毛をきちんと整えないと、外に出られない」だったりするのである。

 私も人並みに、眉毛やうぶ毛の手入れはしているのだが、その道具は何を使っていたかというと、かなりローテク。ものすごく普通の顔そりレザーと、毛抜きであった。初めて使った道具が定番になるというのはよくある話で、10代の頃からずっとこれを使っている。

 顔そりレザーは、スーパーやドラッグストアで買える、3本セットで数百円のもの。何度か使って、なんとなく切れ味が悪くなったら使い捨てる。毛抜きは、長いこと同じものを使っているが、どこで買ったものか覚えていない。ひょっとしたら100円ショップかもしれない。それで十分間に合うといえば間に合っているのだが、いい歳をした女が、100円ショップの道具で顔をいじっているのも色気のない話だ。

 そう思って今回、このシェーバーを導入してみることにした。すでに使っている人には、特に目新しいことにはならないだろうが、初めて使ってみての正直なところをレポートする。

 「フェリエ ES2105P-A」は、ナショナルの女性向けシェーバーで、例の「きれいなおねえさんは、好きですか。」というラインの商品だ。価格はオープンプライスで、Amazon.co.jpでの購入価格は2,380円だった。

 本体の長さはボールペンよりやや短いくらい。マスカラやリップスティックと一緒に化粧ポーチに入っていて違和感のないサイズであり、デザインだ。

 「気づいたときに、メイクの上からも使用OK」とうたわれており、外出時に持ち歩くことも想定されていると思われる。眉毛用と、うぶ毛用の替え刃いずれかを、本体に装着して使用する。ほかに2つの眉コーム(後述)、掃除用ブラシ、キャップ、ソフトケースがついている。


本体と付属品一式 持ち歩くときはこんな感じにまとまる

眉用の刃は5mmぐらいと短い
 別売の単四アルカリ電池1本を入れ、眉用刃をセットして、とりあえず使ってみることにする。替え刃部分は小さいため、セットするのにちょっとコツが必要だ。慣れの問題だろうか。

 スイッチを入れると、ブーンという音。顔につけて使うものなので、かなり大きく聞こえる。「マユの形を描いてからお手入れすると、形が整いやすくなります」と取扱説明書にあるので、その通りにしてみた。ガイドラインを作っておくわけである。実際、整えたあと、さらにペンシルで描く工程が入るわけなので、あらかじめ描いてから行なう方が、イメージが確かになるのだ。

 使い心地だが、やはりカミソリとはずいぶん違った。

 眉用の刃先は5mm程度と小さいので、とても小回りがきく。目の上の引っ込んだところなど、カーブがあるので多少技術を要していたのだが、ラクである。また「眉頭の、ここの1本が邪魔だな」という毛を狙い撃ちにできる。カミソリだとその場合、「付近一帯をなでる」という取り方で、ピンポイントではなかった。

 なかなか楽しく、つい、予定よりも細く刈り込みそうな気分になるので、やはり「最初に出来上がりラインを描いておく」のはおすすめである。


長さは13.5mmなのでバッグに軽く入る。これは青だが、ピンクと白も選べる 電源は単四アルカリ乾電池1本

 次に「眉コーム(マユコーム)」を使ってみよう。

 これは、眉の毛足の長さを整えるためのアタッチメントであり、いわば「バリカン」的な機能である(もう少しエレガントな例は挙げられないんですか→私)。眉の毛足が長く、元気がいいと、若々しい印象だが、ひとつ間違うと「ボサボサ」に見えてしまうことがある。眉コームを使って、毛足を均一に整えると、より整った雰囲気になるというわけである。眉コームは2つ付いており、それぞれセットする位置が長短の2つ選べる。Aは長めで8mmと6mm、Bは短めで4mmと2mmの仕上がりになる。

 せっかくだからAの方を試してみた。眉尻から眉頭に向けて、逆毛を立てるように動かし、カットしていく。チリチリとかすかな音がして、毛先が落とされていくのである。

 うーむ。なるほど。

 もともと眉が濃い方ではないので大きな変化はないが、なんというか全体にアーティフィシャルになり、より、好きなように描き足しやすくなったような気がする。元の眉の形にこだわらず、思ったように作っていきたい人には、大事な機能だ。最初はAで試してみて、もっと書き足したい人はBを使うと良いだろう。


マユコームA マユコームB

 さらに、うぶ毛用の刃も使ってみた。刃先の長さは眉用よりかなり長く3cm程度ある。額の生え際、もみ上げまわり、襟足など、使いたいところに使える。軽くなでれば剃れていって、使いやすいし、毛の流れと逆に動かしても違和感がない。快適である。

 そして、「絶対に肌を切ることがない」という安心が、意外に大きかった。顔そりレザーだって、近頃のはよくできていて、よっぽど変な当て方をしなければ切るなんてことはありえない。ただ、それでも、どこかで怖いと感じてはいたのだろう。ストレッサーを取り去ってみると、それがストレスだったことに気づくというのはよくある話。もう手動には戻れない気がしている。

 1つ不満があるのは、刃先の付け外しがちょっと難しいこと。デリケートな用途なだけに、パーツが小さいのは仕方がないのだろうが、ワンクッションでパチリと入れたり外したりできたためしがない。もうすこし、何とかしてほしいところだ。


刃をはずすとこういう状態になる。電動歯ブラシのように、もっと全体を差し替える形だと良いと思う うぶ毛用の刃は長め。顔そり全般に用途は広い




URL
  ナショナル
  http://national.jp/
  ES2105P製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=ES2105P
  ビューティ&ライフ 関連記事リンク集
  http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/beauty.htm



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2007/03/28 00:03

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