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イーグルジャパン「ミストファウンテン」
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最近疲れがたまっているのか、気がつくと「癒されたいなぁ」などと一人でつぶやいてしまうことが多い。ところが、癒しを与えてくれるものは、体をほぐしてくれるエステやマッサージ、心暖かい人との会話、美しい風景や、日常を忘れるような感動……あげてみるとどれも貴重で、日常に取り入れられるのが困難なものばかり。
そこで、手軽に入手できる癒しグッズを試してみた。「ミストファウンテン」は部屋を七色の灯りとミストで演出し、さらにアロマの香りを漂わせてくれるというランプだ。メーカー希望小売価格はオープンプライスで、Amazon.co.jpでは3,980円だった。
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大きさは8×13.9cm(高さ×幅)
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部品は、ガラスポット、ミストメーカー、スタンド、カバー、ACアダプター
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組み立てると、コードの長さは約3.6mある
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● 七色の灯り、霧状のミストとアロマの香りで3つの効果
ミストファウンテンは、ポットの中に水を注ぐとランプが七色に光り、霧状のミストがたちこめる。そしてアロマオイルを入れると、部屋にアロマの香りも漂わせるという、ランプの灯り、ミスト、アロマの香りの3つが一緒に楽しめるグッズだ。
大きさは8×13.9cm(高さ×幅)で、よくある円筒型のウェットティッシュの箱と同じぐらい。ガラスポットの重さは約340g。使用する時は中に水を入れて使うので、その水の重さも加わることになる。発生したミストが水滴になって周りに落ちることがあるので、設置場所は少し考える必要がありそうだ。水滴が気になるのなら床や棚の上に置く時も、布などをガラスポットの下に敷いた方が良いだろう。
部品はガラス製のガラスポット、ミストメーカー、スタンド、カバー、そして電源スイッチがついたACアダプタだ。ミストメーカーには12個のLEDと、超音波によるミスト発生装置、水位センサーがついている。LEDの色の種類は、赤、青、緑の3色だ。この3色が混ざり合って七色の光を作るのだという。
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ガラスポットの重さは約340g。壁面にコードを通す穴がある
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ミストメーカー。LEDが12個と、超音波のミスト発生装置、水位センサーがついている
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電源スイッチ。ON/OFFの切り替えになっている
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組み立て方は、ガラスポットの壁面にある穴に、ミストメーカーのコードを内側から通し、ミストメーカーがちょうど中に収まるように、コードを外側に引っ張りだす。この穴はコードのゴムストッパーでしっかり塞ぐ。ちゃんと塞がないと、水を入れた時、穴から水が漏れてしまうのだ。
次にポットの中に、ミストメーカーを乗せるスタンドとカバーをセットし、壁面の穴から外に出ているミストメーカーのコードに、ACアダプターのコードを接続すれば、完了だ。ミストメーカーのコードと、ACアダプターのコードの長さはそれぞれ約1.8m。つなげるとコンセントの差込み口から本体までは、約3.6mの距離がとれる。
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ガラスポットに、ミストメーカーのコードを内側から差し込んで、ゴムストッパーで穴を塞ぐ
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スタンドを中にいれて、ミストメーカーを乗せる
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カバーをスタンドにセットすれば、組み立て完了だ
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使い方は、電源スイッチを入れ、中に水を入れるだけだ。電源を入れると、まず水位センサーの赤いランプが点灯する。ポットに水を注いでいくと、水位が水位センサーを超えると赤ランプは消え、LEDが七色に光り始めるのだ。それと同時にミストも発生し始める。水の量は、水位センサーよりも上で、ガラスポットの縁よりも約3cm下までと説明書にある。実際に水を入れてみると、だいたい800mlから1,200mlの量だった。
● ライトの灯りは鮮やかな七色で、はっきりあらわれる
さっそく、部屋を暗くして、灯してみる。
ライトの色の変化はとても鮮やかではっきりと表れる。内蔵されたLEDがだんだんと変化して、七色の色を作り上げる。ガラスポットが乳白色なので、色が派手すぎることなく、上品な感じ見えるのも良い。
ミストは、水の表面からもくもくと湧き続けている。ミストの動きは水の量によって変わるようだ。少なめにいれた時は、ガラスポットの内側で、霧がたちこめるように溜まって動いている。水を多めにいれると、ミストが空中に立ち上がっては消える様子が楽しめる。
ミストファンテンは、灯りを眺めるものなので、照明器具としては機能しない。周囲1m四方は、ほのかに明るくなるが、文庫本の文字を読むことはできなかった。
寝る前に電源を入れて、約7時間後の朝確認すると、水位が5mmほど下がっている。水は、7時間でおおよそ50ml(cc)気化した程度なので、加湿器の代わりとしては使えないだろう。ミストを使っている間に、壁や窓が結露することはなかったが、ポットの周囲5cmほどの床に、ミストの水滴が落ちることがあった。
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オイルに対して、水の量が多いので、ほのかに長く香り続ける
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アロマオイルを数滴、ガラスポットに垂らして使ってみると、香り付きのミストが漂っているように感じられた。ミストは周囲に広がるような動きはしないのでそれほど強く香りを感じられるわけではないが、そばにいくとふと香りが漂ってくる。
普通、アロマオイルで芳香浴をする時の楽しみ方は、電気式かキャンドル式のアロマポットを使い、受け皿に水とオイルを入れて、キャンドルまたは電気の熱で温めるというものだろう。アロマポットと比べると、ミストファウンテンはオイルに対して水の分量がかなり多いので、アロマポットを使った時よりも香りは弱いのだが、電源が入っている限りずっと香り続ける。
また、アロマポットは水とオイルが全部蒸発しきってしまい、受け皿を焦がしてしまうことがある。ミストファウンテンの場合は、水量が水位線より下がると、動作が自動的に止まるので、電源を入れっぱなしにしていても、水がなくなって空焚きのような状態になることはない。
お手入れの方法は、水を定期的に取り替え、ミストメーカーはやわらかい布で、傷つけないように注意しながら拭くと説明書にある。他は書かれていなかったのだが、アロマオイルを入れた場合、ポットの内側や部品にオイルが付着する。そこで、台所用の中性洗剤でミストメーカー以外の部品を洗ってみたところ、きれいに落とすことができ、問題はなさそうだった。ただし、ポットはガラス製なので、多少、洗いづらさはある。
少し気になったのは、電源スイッチがACアダプターから約90cmの場所にあり、本体からは遠く離れていることだ。コードが長く、設置場所を選ばないのは良い点なのだが、スイッチは本体の近くにあった方が便利だろう。
● 部屋に常設しておく、癒しグッズとして
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覗き込むと、3色のLEDがいろんな色を作り出す様子や、水がミストになる様子を見ることができる
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ミストファウンテンを部屋に置いて、ライトとミストの動きをぼーっと見つめていると、静かな部屋に水の音だけが聞こえてくる。七色のライトの灯りを眺めるだけでもリラックスできるのだが、ミストの動きやアロマの香りがさらに癒し効果を盛り立ててくれる。
超音波で水が霧状のミストになる様子を見るのは初めてだったので、中を覗き込むのも面白かった。ミストは肌に触れると冷たい。
癒しの効果を存分に味わいたい時は、部屋の電気を消して灯りを眺めるのもよし、普段は明るい所で、アロマの香りを楽しみながらインテリアとして使うのもいい。明るい場所に置いても、ガラスポットの色の変化はちゃんと見ることができる。手間もほとんどかからないので、手軽に楽しめる癒しグッズとしておすすめだ。
■URL
有限会社イーグルジャパン(楽天市場内会社概要)
http://www.rakuten.co.jp/supereagle/info.html
製品情報(楽天市場内)
http://item.rakuten.co.jp/supereagle/10000067/
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