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やじうまミニレビュー
無印良品「アロマウォーマー」

~電球の熱で安心の癒しを
Reported by 本誌:阿部 夏子

夏の夜のお供にアロマセラピーを

無印良品「ガラスアロマウォーマー」
 残暑が続いている。私のようなもともと寝付きの悪い人間にとって、眠りがますます浅くなってしまうつらい時期でもある。エアコンをつけっぱなしにして寝るのも肌や喉の乾燥が気になるし、冬の間のようにお風呂でゆっくりリラックスしようとしても、今度は汗がひかない。

 なにか気持ちよく眠りにつけるような方法はないかと思っていたところ、エステシャンをしている叔母から、安眠効果のあるエッセンシャルオイルの話を聞いた。とくに、熱でオイルを蒸発させるアロマポットは香りが柔らかに広がるのでおすすめだという。

 そこで、無印良品の「ガラスアロマウォーマー」を購入した。今回この商品を選んだのは2,900円という値段も理由の1つだが、何より火を使わないというのが決め手だった。

 実は、友人の1人が、アロマキャンドルが原因で自宅からボヤを出したことがあった。もちろん、気をつけていればそのような不祥事を避けられるだろう、根っからのおっちょこちょいの私はそのことがどうしても気になってしまって、使う気になれなかったのだ。

 アロマポットに興味はあったものの、そんな理由で購入まで踏み切れなかったのだ。熱源に電球を使っているこの商品は火を使うことがないので、これならばおっちょこちょいの私でも安心して使える。2,900円のガラス製のものと、1,995円の陶器製のものがあったので両方購入してしまった。


無印良品らしい、シンプルなデザインだ 陶器製アロマウォーマー。横に小さな穴が空いている。ガラス製より、やや小ぶりだ

 そもそもアロマポットというのは、どのようなものかというのを簡単に説明しよう。まず「エッセンシャルオイル」というのはハーブや植物から抽出したオイルのことだ。このオイルの香りを楽しんだり、リラックスやマッサージのために使用することを広く「アロマセラピー」という。

 アロマポットというのは、このアロマセラピーで使用する道具の1つで、エッセンシャルオイルを垂らした水を火で暖めて、香りを楽しむというものだ。陶器で作られた物が主流で、ろうそくを使ってオイルを温める物が一般的だ。日本でいう香炉のようなものだと考えてもらえばいい。


火を使わないアロマポット

 前置きが長くなってしまったが、早速使ってみよう。

 今回購入したアロマポッドはどちらも筒型で、中に電球がはめ込まれている。筒型の上部は空いており、この部分に付属の陶器でできた皿を設置して、その中にエッセンシャルオイルをいれて香りを楽しむ仕組みだ。白いシンプルな造りで無印良品らしい無駄のないデザインとなっている。


中に小さな電球がはめこまれている。この電球の熱でアロマオイルを温める 電球の上部分にかぶせる上皿。ここにオイルを入れ、下から熱を加える 電源は、コンセントの途中にあるスイッチで入れる

 コンセントは電球の下の部分から出ており、電球のスイッチはコンセントの途中に設置されているスイッチで入れるようになっている。

 使い方はとても簡単だ。ガラス製アロマポットの上皿に水を張り、そこにエッセンシャルオイルを3滴ほど垂らす。スイッチを入れて終わりだ。

 ちなみにアロマポットで使用するエッセンシャルオイルはいろんなところで購入が可能だが、今回は同じ無印良品から出ているエッセンシャルオイルを購入することにした。種類も豊富で、オンラインショップで確認したところ19種類が用意されている。今回は当初の目的である安眠に効果があるといわれている「ラベンダー」と頭の回転を良くし、記憶力を高めるといわれている「ローズマリー」の2つを購入した。それぞれ1,260円と1,050円だった。


無印良品で、エッセンシャルオイルも購入できる。今回は「ラベンダー」と「ローズマリー」を選んだ 上皿に少量の水と、オイルを数滴垂らして電源を入れれば準備完了だ

灯りと香りで癒しの相乗効果

電源を入れたところ。想像以上に明るい。ガラスが白いので光も柔らかく伝わってくる
 まずは自宅で寝る前に、「ラベンダー」を試してみた。寝室の電気を消して、スイッチを入れると想像以上に明るい。本を読むような、実用的な照明としては不十分だが、物にぶつからずに歩ける程度には明るい。補助照明としての役割は充分だろう。

 スイッチを入れてすぐは、それほど香りを感じなかったものの15分ほどたつとラベンダーの香りが漂ってきた。本体を手で触ってみると確かに表面が温かくなってきている。それから30分後にもう一度表面をさわってみたが、熱いという感覚はなく、「温かい」という程度の熱だった。これなら安心して使える。

 ラベンダーの香りに包まれながら、光を見ていると、なんだかとても穏やかな気持ちになり、体もリラックスしてくるようだ。

 安眠効果の方はどうかというと、普段なら夜中に1回は目が覚めるのだが、この日は朝まで熟睡することができた。

 翌日の朝、今度は「ローズマリー」のエッセンシャルオイルを試してみた。今度は陶器のアロマポットを使用してみる。

 陶器製のアロマポットも使い方は一緒だ。スイッチを入れた後の単純な明るさでいうとガラス製の方が若干明るい。だが、6つの穴から光が漏れてくる様子はガラス製のものとはまた違った趣きがある。

 柔らかな陶器の白が朝に映える。これといった考えもなく夜はガラス製の物、朝は陶器製の物を使用したのだが、このチョイスは正解だったかもしれない。

 今回も15分程たつと、部屋に香りが漂いはじめた。昨夜のラベンダーとは異なり、今度は華やいだ香りだ。これで、頭の回転が良くなっているのかはわからないが、低血圧の私でもなんだか徐々に頭が覚醒してくるような感覚がある。

 30分程経ってから、アロマポット表面を触ってみる。ガラス製のものと同様、温かみは感じるが、熱さはなく、しばらく触っていられる程度の温度だ。ガラス製のものと比べると若干温度は低めだ。


陶器製のガラスウォーマー。横の小穴から、光が漏れてくる 真っ暗な場所で、電源を入れたところ。並べてみると、光の強さが違うのがよくわかる

手軽に楽しめる趣味の1つに

 この製品を使ってみて、何より感じたのは「安心感」だ。オイルの香りに包まれて、そのまま眠りについてしまっても大丈夫なのだ。火ではそれは考えられないだろう。火ではなくて電気を使っているというのはやはり、安全面で大きく貢献している。

 アロマポットという製品は、水を張って使う物なので、床に直接置いて使うのは避けたかった。火を使っていないこの製品ならば安心して棚の上に置くことができる。

 最初、棚の上に置くには少しコンセントが短いかなと気になった。しかし、この問題は同じ無印良品から発売されているタップの使用によって解決することができた。アロマポットを置きたい場所からコンセントが離れていても、タップの使用によってコンセントの長さを気にすることなく、安心して使うことができたのだ。同じ無印良品の白で統一することができるので、特に外観を損なうこともない。

 私のように、おっちょこちょいの人や小さいお子さんがいらっしゃるお宅にはこの使い方はお勧めだ。

 アロマポットによる安眠効果や、頭の回転が早くなるという効果のほどは個人差もあるので、断言することはできない。だが、アロマポットを実際体験して感じたのが、アロマセラピーにハマる人はなにか具体的な効果を求めてやっているのではないということだ。自分の好みの香りに包まれて灯りを見つめているとそれだけで、なんだか日常から離れた贅沢な気持ちになれる。

 アロマセラピーという言葉は知っていても、オイルや、その道具も値段の幅が広く、「どれを選んでいいかわからない」という理由で手を出してこなかった人も多いだろう。しかし、いつも一定以上の品質を提供してくれる無印良品の商品ならば、初心者でも受け入れやすいのではないだろうか。

 また、アロマセラピーというと女性のイメージが強いが、性別関係なく楽しめる物だと思う。最近の暑さで夏バテ気味の人や、疲れが抜けないという人には、癒しグッズの1つとして是非お勧めしたい。





URL
  株式会社良品計画
  http://ryohin-keikaku.jp/
  製品情報
  http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4548076768630

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2007/08/29 00:05

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