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三菱、クリーナーとふとん乾燥機の組み合わせで効果的なふとんケアを提案

 三菱電機は、空気清浄機付きコードレススティッククリーナー iNSTICK(インスティック) の新製品「HC-VXF30P」と、ふとん乾燥機の新製品「AD-X80」を5月21日に発売する。いずれもふとんケアを効果的に行なえる機能を搭載し、組み合わせて使うことで、より快適なふとん環境づくりを提案する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、順に80,000円、20,000円(税抜)。

コードレススティッククリーナー iNSTICK「HC-VXF30P」
ふとん乾燥機「AD-X80」

ふとんをすっぽり包み込み、ムラなく高温を維持する「ヒートパンチマット」

 同社のふとん乾燥機は「隅々までしっかり乾燥させるため」として、乾燥マット式を採用している。新製品「AD-X80」では、従来品よりひと回り大きくしたダニ対策用の「ヒートパンチマット」を搭載。ふとん全体を包み込むことで、表面だけでなく中綿まで温風を行き届かせることが可能になったという。

ふとんを包み込む「ヒートパンチマット」
50℃以上の高温が維持できる

 これにより、天日干しよりさらに軽いふかふか感と高い表面温度を実現。従来品のAD-S80LSと比べても、表面温度はほぼ全体がムラなく50℃以上を維持できるようになったほか、中綿も約50℃を20分以上維持できるようになっている。また、まくらのダニ対策が行なえる「まくら専用乾燥マット」も付属。

 そのほかの機能として、就寝時のふとん温度を睡眠の質を維持するために最適と言われる33℃に自動で調整する「快適温度コントロール」、乾燥マットを使わずに温める「ふとんあたため」、室内乾燥をサポートする「Tシャツ・小物乾燥」、「くつ・長ぐつ乾燥」、操作しやすい大文字操作部などを備える。

 本体サイズは、355×161×314mm(幅×奥行き×高さ)、重さは、3.6kg。乾燥マットサイズは、最大2,100×2,050mm(縦×横)、まくら用乾燥マットサイズは、500×700mm。消費電力は680W。本体カラーはダークブラウン。

吸引力を維持するコードレスクリーナーにふとん専用アタッチメントを付属

本体にふとんクリーンアタッチメントを装着したところ

 一方のiNSTICKは、高い吸引力と空気清浄機能、インテリアに調和するデザインが特徴のコードレススティッククリーナー。新製品「HC-VXF30P」には、ふとんに付着した細かいゴミや髪の毛が吸引できるふとん専用「アレルパンチふとんクリーンアタッチメント」を付属した。

 本体に装着して使用するもので、回転ブラシ部分のほか3カ所に、アレル物質抑制率91%の「アレルパンチ」を植毛。2倍速の走行車輪連動逆回転ブラシにより、ゴミを効率的にかき込むことができるという。

 さらに大型走行車輪を3カ所に設けているため、ふとんから持ち上げることなく前後に動かすことが可能。手や腕への負担が少ないほか、持ち上げないため生地を吸い込むがこともなく、スムーズに動かすことができる。また握りやすい軟質グリップを新搭載することで、使い勝手を向上したとしている。

アタッチメントには「アレルパンチ」を植毛
ほぼ持ちあげることなく動かすことができる

 本体には、吸引力が99%以上持続する「風神サイクロンテクノロジー」を搭載。風の力でゴミを遠心分離し、吸い込んだダニの死がいやふんが排気とともに排出しにくくなっている。

 充電台に搭載された空気清浄機能には、脱臭フィルターが新たに追加。また充電スピードも大幅にアップし、通常充電が90分と従来モデルより30分短縮された。急速充電は70分となっている。

 クリーナー本体サイズは、226×195×1,053mm(幅×奥行き×高さ)、重さは、4.7kg。集じん容量は、0.4L。標準充電した場合の連続運転時間は、標準運転約20分、強運転約10分。充電時の消費電力は、通常30W、急速30W。最大消費電力は67W。カラーはピンクゴールド。

 下位機種として、アレルパンチふとんクリーンアタッチメントと脱臭フィルター非搭載のコードレススティッククリーナー「iNSTICK HC-VXF20P」も同時発売。カラーはシルバー。価格はオープンプライス。店頭予想価格は70,000円(税抜)。

より効果的にふとんケアするために組み合わせ使用を提案

三菱電機ホーム機器取締役社長 田代正登氏

 今回、2つの製品を同時発売する背景として、同社の取締役社長・田代正登氏は次のように語った。

 「家電業界が不安定な中、当社は引き続き、単体で特徴のある製品を出していくことが重要であり、それらを組み合わせることで、新しい価値を生み出すことができると考えています。今回は、人生の3分の1を過ごすふとんのケアに着目しましたが、今後もこのような異種の製品のコラボレーションを提案していきたいと思っています」。

田中 真紀子