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フィリップス、野菜を均一にカットし、手軽にチョップドサラダが作れる「マルチチョッパー」
(2016/1/21 11:00)
フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、食材を手早く均一にカットできる調理家電「フィリップス マルチチョッパー」を2月上旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は10,880円(税抜)。
「ノンフライヤー」「ヌードルメーカー」に続き、フィリップスが日本で展開する調理家電の第3弾。一般的なフードプロセッサーと異なる構造を採用することで、野菜を均一にみずみずしく刻み、しゃきっとした食感を残すことができるという。
一番の特徴は、ブレードを回転させるモーターをフタ側に設置したこと。「チョップドロップモード」と「フードプロセッサーモード」の2つのモードがあり、それぞれ専用のブレードに付け替えて使用する。
「チョップドロップモード」では、野菜や果物、ナッツなど、さまざまな硬さの食材を均一にカットすることができる。カップ上部にセットしたバスケットに食材を入れ、チョップドロップ用ブレードを回転させることで、カットされた食材から順に、バスケットの穴からカップへ落ちていく仕組みだ。
このモードを使用すると、食材の水分が多く残る「ドライピースカット」が実現。一般的なフードプロセッサーに比べ、約30%多く水分が残るため、野菜のシャキシャキした食感も残せるという。ブレードの回転速度は、毎分1,500回転。
「フードプロセッサーモード」では、一般的なフードプロセッサー同様、カップ内でブレードを回転させる。肉や魚をミンチしたり、トマトなど水分の多い野菜を刻むことができるほか、粘り気のある長芋のすりおろしを作ることもできる。ブレードの回転速度は、毎分5,000回転と高速のため、「食材がたっぷり空気を含み、つみれもふんわりと仕上がる」という。
NYで流行中の「チョップドサラダ」が手軽に作れる
新製品発表に先立ち、一部関係者向けに行なわれた説明会では、付属のレシピブックを監修したフードコーディネーターの野川彩さんが実演。ざっくりとカットした野菜をバスケットに詰め込み、フタを押すだけで、あっという間にシャキシャキした食感の「チョップドサラダ」が完成した。
「チョップドサラダ」とは、野菜を同じ大きさに小さくカットしたサラダのこと。一度にたくさんの野菜が食べられることから、ニューヨークでは2〜3年前から流行し、日本にも上陸しつつある新感覚のサラダだ。
同製品の日本発売にあたって、フィリップス エレクトロニクス ジャパンの佐野泰介氏は、「ノンフライヤー、ヌードルメーカーに続き、新たな価値を生み出せる調理家電を市場に投入したかった」と話す。
厚生労働省の調査によると、日本人の野菜・果物摂取量は、理想とされる量を下回っているという現状がある。さらに同社が実施したアンケートでは、4人に1人が野菜の調理に苦手意識を持っていることがわかったが、「このマルチチョッパーを使えば、たくさんの食材を使ったチョップドサラダが短時間で作れます。手軽に野菜を摂るきっかけにしていただければ」と佐野氏。
本体サイズは135×135×265mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.2kg。消費電力は500W。カラーはブラック(HR2509/95)とホワイト(HR2505/05)の2色。