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30~40代をターゲットに、iPhoneで血圧データを管理できるオムロン「手首式血圧計」

手首式血圧計「HEM-6321T」

 オムロン ヘルスケアは、測定データをBluetoothでiPhoneに転送して管理できる、手首式血圧計「HEM-6321T」と「HEM-6320T」を11月30日に発売する。価格はオープンプライス。想定価格は順に、14,800円、12,800円前後(税抜)。

 Bluetooth通信機能を搭載し、測定データをiPhoneに転送し、専用アプリで管理できる手首式の血圧計。データ管理には、健康サポートサービス「ウェルネスリンク」を活用。専用アプリ「からだグラフ」をダウンロードしたスマートフォンや、パソコンなどでグラフ管理ができるという。

「HEM-6321T」で測定しているところ
「HEM-6321T」で測ったデータをiPhoneで管理できる
「HEM-6320T」でも、iPhoneとの連携が可能だ

認知症リスク低減に、若いうちから血圧管理を

オムロンヘルスケア 生体医工学専門職 白崎 修氏

 同社では、30~40代の男性をターゲットにした製品と位置付けており、iPhone連携などでデータの管理のしやすさを訴求する。オムロンヘルスケア 生体医工学専門職 白崎 修氏は、若い世代の血圧管理について次のように語った。

 「血圧が高いと、認知症などを引き起こすリスクが高まります。特に、中年期(57±4才)で高血圧だと判断されると、その後の認知症の発生率が高くなるという結果が出ています。若いうちに高血圧だと判断されても、生活習慣を改善すれば認知症のリスクは低減できますので、自分の血圧の状態を早めに知ることが重要だといえます」

中年期に血圧が高いと認知症のリスクが高まるという
30~40代をターゲットに、iPhone連携でデータ管理をしやすくした

 HEM-6321Tでは、液晶画面にバックライトを搭載。暗い室内での視認性を高めている。さらに2人での利用にも対応し、2人分の血圧値や脈拍を日時とともに記録できる。

 その他の機能は、2機種とも共通。これまでのモデルで好評だった、静かに測定できる「サイレント測定」や、適切な強さで巻けているかをチェックしてくれる「カフぴったり巻きチェック」、正しく測定できる手首の位置を教えてくれる「測定姿勢ガイド」などは、両機種とも搭載する。

 いずれも本体サイズは89×25×61mm(幅×奥行き×高さ)で、電池を含まない重量が約100g。電源は単四形アルカリ乾電池2個で、電池寿命は約300回。測定範囲は、圧力が0~299mmHg、脈拍数が40~180拍/分。

河原塚 英信