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ダイソン、大小さまざまゴミをキャッチするキャニスター型掃除機「Dyson Ball Fluffy」

左から「Dyson Ball Fluffy+」と「Dyson Ball Fluffy」

 ダイソンは、大きなゴミから微細なゴミまで取り除けるキャニスター型掃除機の新モデルを、10月23日に発売する。4種のアタッチメントが付属する「Dyson Ball Fluffy+」と、アタッチメント1種の「Dyson Ball Fluffy」の2機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、94,800円、84,800円(税抜)。

 新しいクリーナーヘッドを採用した、キャニスター型掃除機。柔らかいナイロンフェルトで覆われた全幅サイズのローラーに、静電気を抑えるカーボンファイバーブラシを搭載した「ソフトローラークリーナーヘッド」で、さまざまなゴミも逃さずキャッチできる点が特徴。ソフトローラークリーナーヘッドは、同社のコードレスクリーナーの上位機種「V6 Fluffy」シリーズにも採用されている。

柔らかいナイロンフェルトとカーボンファイバーブラシの「ソフトローラークリーナーヘッド」
どんなゴミも捕らえるという

米やパンくず、花粉も同時にキャッチできる

シニアデザインエンジニア マーティン ピーク氏

 ダイソン シニアデザインエンジニア マーティン ピーク氏は、新採用したクリーナーヘッドについて次のように語った。

 「家庭には大小さまざまなゴミが落ちています。米やパンくずなどの大きなゴミから、花粉やダニなどの目に見えないゴミまであり、どちらも吸引できる掃除機はこれまでありませんでした。というのも、小さいゴミは密閉性の高いヘッドだと取れやすくなりますが、密閉性が高いと大きなゴミは取れない。密閉性を下げたら、今度は吸引力は落ちてしまいます。そこで、私たちはソフトローラークリーナーヘッドを開発しました。ナイロンフェルトが大きなゴミを包み込み、静電気を抑えるカーボンファイバーブラシが微細なホコリを取り除きます」

 会場では、他社製のキャニスター型掃除機との比較デモンストレーションが行なわれた。細かなゴミとして重曹250gを、大きなゴミとしてスモークチップ50gをアクリル板に散らし、どちらも強モードにして運転開始。7mの板の上で1ストロークしたところ、Dyson Ball Fluffyは全くゴミが残っていなかったが、一方は重曹を中心に取り残しが目立つ結果となった。

他社製品のキャニスター型掃除機と比較
重曹とスモークチップを散らした
Dyson Ball Fluffyを使った方は全くゴミが残っていない

サイクロン技術で室内の空気よりもキレイな排気

 排気にも配慮し、本体内部の24個のサイクロンが風量を強め、強力な遠心力を生み出して微細なゴミを分離する。0.3μmの微細な粒子も99.97%以上キャッチできる。室内の空気よりもキレイな排気を実現している。

 独自のサイクロン技術により、吸引力が落ちない点も特徴としている。第三者機関による試験結果でも、ゴミの吸った量に関わらず吸引力が持続することが明らかにされた。繰り返し掃除をし、何カ月経過しても吸引力は変わらないという。

本体内部にある24個のサイクロンが同時に機能する
ゴミを吸った量に関わらず吸引力が持続するという

 また本体には、進みたい方向にコントロールしやすいボールベアリング技術を採用。軽い取り回しで掃除できる。

 本体サイズは、379×203×253mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.72kg。

 「Dyson Ball Fluffy+」に付属するアタッチメントは、リーチアンダーツール、カーボンファイバーソフトブラシ、タングルフリータービンツール、フトンツール。本体カラーはレッド。

 「Dyson Ball Fluffy」に付属するアタッチメントは、コンビネーションノズル。本体カラーはブルー。

「Dyson Ball Fluffy+」はレッドカラー
「Dyson Ball Fluffy」はブルーを採用

西村 夢音