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パワー2倍で米を“おどらせて”炊くパナソニックの高級炊飯器

 パナソニックは、従来比2倍のパワーで米をおどらせる新圧力方式を搭載した「スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 SR-SPX105/185」を6月1日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は炊飯容量1Lの「SR-SPX105」が110,000円前後、炊飯容量1.8Lの「SR-SPX185」が115,000円前後。

「SR-SPX105」ルージュブラック
スノークリスタルホワイト

 “ごはんのおいしさ”にこだわった高級炊飯器。パナソニックの炊飯器は、IHによる高速交互対流と加圧・減圧を繰り返す可変圧力でお米をかき混ぜる「Wおどり炊き」と、かまどで炊いたごはんのように加熱する「高温スチーム」機能が特徴。新モデルでは、この2つの機能をさらに強化し、ごはんの甘みが従来比で約10%向上したという。

 Wおどり炊き機能に関しては、圧力をコントロールする減圧穴を従来の約2倍に拡大したことで、減圧時間を約半減とし、お米を踊らせるパワーを約2倍とした。これにより、甘みの素であるおねばの溶出を促進させ、ごはんの甘みが従来比で約10%向上したという。

圧力をコントロールする減圧穴の大きさを大きくしたことで、お米を踊らせるパワーを約2倍とした

 高温スチームは、加熱方法を従来のシーズヒーターからIHヒーターに変更。安定した温度調節が可能になったほか、スチーム温度を従来より約20℃高い220℃とし、ごはん表面の余分な水分を追い出し、ベタつきの少ないハリのあるごはんを炊き上げるという。

加熱方法をIHヒーターにしたことで、温度調節が安定したほか、220℃の高温スチームが可能となった

 本体では、好みに応じて「よりもちもち」「よりかため」など9通りの炊きわけに対応する。銘柄ごとに最適に炊き分ける「銘柄炊き分けコンシェルジュ」機能では5銘柄を追加、31銘柄に対応する。

 使い勝手の面では、炊飯時に動作音を静音化したほか、開閉ボタンを天面に配置し、押しやすくした。

 炊飯容量1L「SR-SPX105」の本体サイズは、266×338×233mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は6.9kg。炊飯時の消費電力は1,210W。本体カラーはルージュブラックとスノークリスタルホワイト。

阿部 夏子