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東芝、消費電力量を約43%削減した冷蔵庫

 東芝ホームアプライアンスは、消費電力量を従来より約43%抑えた冷凍冷蔵庫「GR-G38SXV」を3月上旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は18万円前後。

GR-G38SXV クリアシェルホワイト
GR-G38SXV クリアライトゴールド

 容量375Lで少人数世帯向けの冷蔵庫。インバーター制御技術を採用し、年間消費電力量を従来機種「GR-E38N」に比べて約43%削減した270kWh/年に抑えた点が特徴。同容量クラスでは業界トップクラスの省エネ性能としている。

 また、省エネ性を高めるため、ドアの開閉や外気温、庫内温度などを検知する7個のセンサーを搭載。ユーザーの使用環境に応じて、きめ細かく運転を制御する。

 加えて、任意の「節電」機能を搭載。食品に影響のない範囲で庫内温度を調節し、通常運転より消費電力を約10%抑える。

 運転音は、インバーター制御に対応したコンプレッサーを搭載したことにより、従来の約23dBから約18dBへと低減した。同社では、容量301~400Lクラスでは“トップクラスの静かさ”としている。

 使い勝手の面では、使用頻度の多い野菜室を中段に配置した。野菜室のフィルターには除菌、脱臭効果があるというAg低温触媒を採用し、菌やニオイを吸着する。野菜室は密閉性が高く、野菜の鮮度を保つという。

 デザイン面では、同社の高級冷蔵庫「VEGETA(ベジータ)」シリーズに採用している「クリアガラスドア」を同社の301~400Lクラスとして初めて採用している。操作部はタッチパネル式。

野菜室を中段に配置。操作はドアのタッチパネルから行なう

 各室の容量は、冷蔵室が204L、野菜室が83L、冷凍室が88L。冷凍室は大容量で、冷凍食品などのまとめ買いにも対応する。

 本体サイズは600×672×1,734mm(幅×奥行き×高さ)で、3ドア片開き。本体重量は76kg。カラーはクリアシェルホワイトとクリアライトゴールド。

 このほか、ガラスドアではなく鋼板ドアを採用した、容量375Lの「GR-G38S」と容量340Lの「GR-G34S」も4月下旬より発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は順に13万円前後、12万円前後。年間消費電力量は、GR-G38Sが270kWh/年、GR-G34Sが260kWh/年で、前述の「GR-G38SXV」と同様に大幅に削減している。

GR-G38S ピンクゴールド
GR-G38S シルバー
GR-G34S ピンクゴールド
GR-G34S シルバー

小林 樹