ニュース

トップランナー基準に対応する家庭用エコキュートの新製品27機種

左が「BHP-F46NDK」(貯湯容量:460L)、右が「BHP-F37NDK」(貯湯容量:370L)

 日立アプライアンスは、2017年度を目標とするトップランナー基準に対応した家庭用エコキュートの新製品27機種を、12月10日より発売する。価格は687,750円~1,128,750円。

 トップランナー基準とは、省エネ基準の設定時に商品化されている製品のうち「最も省エネ性能が優れている機器(トップランナー)」の製品を基準とし、それ以上の性能を目標とする制度。普及の度合いが高く、省エネに有効な機器が対象となる。エコキュートでは2013年3月から採用されており、2017年が目標年度となっている

 トップランナー基準に対応している機器のうち、寒冷地向け「ナイアガラ出湯」標準タンク6機種は、水道圧を利用して瞬間的に炊きあげ給湯する同社独自の「水道直圧給湯」方式が採用されている。この6機種では、「高速湯はり」モードでの湯はり時間が約7分半と短縮されている。

 さらに、貯湯容量460Lと370Lの24機種では、10月20日に発売された22機種に続き、タンク脚受け部の板を厚くしたり、溶接を強化したり、固定するボルトの本数を倍増するなどして強度が高められている。これにより、貯湯ユニットの耐震性が向上し、耐震クラスAに対応している。

 また、新製品27機種では、乳白色系に濁るタイプの入浴剤を除いた入浴剤が使える。同社では、「バブ」や「バスクリン」などを推奨している。なお、複数の入浴剤を混ぜて使うと、機器の故障の原因となるので注意して欲しい。

同社が推奨する家庭用エコキュートで使える入浴剤

 主な新製品の貯湯ユニットの本体サイズは、BHP-F46NDKが625×730×2,165mm(幅×奥行き×高さ)、、BHP-F37NDKが625×730×1,835mm(同)、BHP-F56NUKが685×800×2,132mm(同)、BHP-F46NUKが625×730×2,165mm(同)、BHP-F37NUKが625×730×1,835mm(同)。ヒートポンプユニットの本体サイズは、いずれも792×299×720mm(同)。

中野 信二