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2013年度の国内太陽電池市場は、前年の3.5倍に拡大――富士経済予測

 調査会社の富士経済は、太陽電池市場のレポート「2013年版 太陽電池関連技術・市場の現状と将来展望」を発売した。書籍版、PDF版とも120,000円。

 レポートによれば、日本国内の太陽光発電システムの導入量は、2012年7月の固定価格買取制度の導入により大幅に拡大した。

 出力ベースでは、2011年は1,295MWだったものが、2012年度は2,050MWに増加した。2013年度には、さらに前年の3倍以上にあたる7,050MWに拡大する見込み。

 金額ベースでも、2011年の6,800億円から、2012年は9,000億円、2013年は2兆4,700億円へ拡大するとしている。

 なお、固定価格買取制度による市場拡大は産業用を中心に3年間続き、2015年度に縮小に転ずると予想されている。2020年度は、出力で8,000MW、金額で2兆3,000億円と、2013年度と同等の規模に留まるとしている。

 世界全体では、2011年の29,728MWから、2012年は31,350MWと5.5%増だった。2013年は37,500MWで、19.6%増となる見込み。2020年には75,000MWに拡大するとしている。

伊達 浩二