ニュース
フィリップス、振動の強さやモードを9パターンから選べる電動歯ブラシ
～手磨きからの移行に最適
（2013/8/20 15:26）
フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、振動の強さや運転モードを9パターンから選べる電動歯ブラシ「フィリップス ソニッケアー フレックスケアープラチナ HX9172」を9月上旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は24,700円前後。日本国内では小泉成器が輸入代理店となる。
毎分約31,000回の振動で磨く音波式電動歯ブラシ。高速水流で歯の汚れを落とす同社独自の技術「ソニックテクノロジー」を搭載し、歯だけでなく、歯ブラシの毛先が届きにくい歯間部や奥歯の歯垢も落とすという。同社のラインナップでは、最上位機種「ダイヤモンドクリーン」に次ぐ上位機種となる。
新製品では、振動の強さや運転モードを自分の好みに合わせて調節できる点が特徴。運転モードは、「クリーンモード」と「ホワイトモード」「ガムケアーモード」の3タイプを用意した。さらに各運転モードでは、振動の強さを「低/中/高」の3段階から選べる。これにより、計9種類のブラッシングパターンから、好みに合わせて設定できる。
クリーンモードは、従来のソニッケアーシリーズの製品と同様に、一定の強さの振動を与えるモードで、口の中全体をきれいにする。ホワイトモードは、3パターンの異なる振動を組み合わせて、歯の表面の着色汚れを落とす。ガムケアーモードは歯茎を健康に導くための3分間のモードで、最初の2分間はクリーンモードと同様に一定の振動を与え、後半の1分間は弱い振動で歯と歯茎の隙間を洗浄する。同社の調べでは、ユーザーの歯茎は2週間で健康になり始め、4週間で97%の人の歯茎が健康になってきたとしている。
機能面では「過圧防止センサー」を搭載した。一般的に歯ブラシで手磨きする際は、ブラシを歯に押し当てて、ゴシゴシとこするようにして磨くが、ソニッケアーシリーズは、歯にブラシを数秒ずつ当てながら、ずらして洗浄する。そこで、ブラシを歯に押し付けすぎた場合にはセンサーが感知して、ハンドルの振動を弱めて知らせることで、歯や歯茎が傷つくのを防ぐという。
ブラシには、手磨きの7倍の歯垢を落とす「インターケアーブラシヘッド」を新たに採用し、従来モデルに比べて歯間部の歯垢除去効果を高めた。同ブラシでは、毛の長さと色を変えることで、機能をわかりやすくしている。ブラシには、青、濃い緑、黄緑、白の4色があり、上部の青い毛は、使ううちに毛先の色が変化して交換時期を知らせる。濃い緑の毛は、歯と歯茎の境目を磨く。黄緑の長い毛は、歯間の奥に入り込み、歯垢を効果的に除去する。白い毛は、歯の表面を磨きあげる。
衛生面では、充電器に紫外線除菌器が付属する。本体を充電しながらブラシ毛に付着した細菌を10分間で最大99%除菌できる。紫外線除菌器にはブラシ2本が収まる。充電器としてほかに、携帯に便利なコンパクトなタイプも付属する。
ブラシを装着した状態の本体サイズは31.8×252mm(直径×高さ)。本体重量は143g。満充電にかかる時間は約24時間。1日2回、2分間使用した場合に、約3週間使用できる。付属品としてブラシも収まる収納ケースが同梱される。
フィリップス コンシューマーライフスタイル事業部の前橋香代子 マーケティングマネージャーは、新製品のターゲットについて「新製品は、振動を細かく調節できる点がメリット。従来の電動歯ブラシの振動には抵抗があった、手磨きの歯ブラシを使っている方にも使いやすいので、手磨きから電動歯ブラシへ移行する方に最適。また、既に電動歯ブラシを使っている方にも、自分の好みに合わせてモードと強さを選べるので推奨したい」と語った。なおフレックスケアープラチナは、ヨーロッパで先行発売され、好評を博しているという。
なお、紫外線除菌器を省略した「フレックスケアープラチナ HX9112」も同時に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は19,800円前後。